Biteeuが界初の宇宙仮想通貨取引所を計画
カザフスタンを拠点とするESV(Eurasian Space Ventures=ユーラシア宇宙ベンチャー)が、SpaceX ファルコン9ロケットの宇宙技術を使用し、SpaceChain衛星ネットワークと提携して2つのプロジェクト、BiteeuとDivine(ディバイン)を立ち上げ、世界初の宇宙仮想通貨取引所になることを計画していることが分かった。
ESVは、カザフスタンの確立された宇宙インフラストラクチャーの恩恵を受けたいと考えるグローバル宇宙プロジェクトや宇宙企業のハブとして機能することを目的としている企業だ。そのESVが、SpaceX ファルコン9ロケットがSpaceChainとの提携による2つのプロジェクトで打ち上げられ、成功した事が6月30日(水曜日)に発表された。
仮想通貨取引所Biteeuによって今年の秋に予定されているアクティベーションに続き、Biteeuは宇宙からのマルチシグネチャービットコイントランザクションを処理することが判明。このテクノロジーは、1つの署名を使用する標準的な方法とは異なり、仮想通貨ウォレットアドレスからのトランザクションを承認するために複数の秘密鍵が必要だという。
立ち上げられた2プロジェクトの残るもう一方のDivineは、宇宙技術を展開してコーランのテキストを衛星から直接送信する慈善プロジェクトである。これは、コーランの教えを完全に理解し、完全な音声とテキストの説明、さまざまな言語をもちいた教えの説明など、神聖なテキストへのより平等なアクセスを提供することを目的とした教育プラットフォームとなっている。今回の発表に際し、ESVの創設者であるシュクラット・イブラギモフ(Shukhrat Ibragimov)氏は次のようにコメントしている。
最新宇宙技術を使用することで、地上インフラストラクチャーの制限を取り除き、世界中のより多くの人々にリーチできるようになります。Divineは、インターネットを超えたテクノロジーを利用し、誰もが1つのソースからイスラム教の教えに同時にアクセスできるようにすることで、アクセシビリティーの新しいフロンティアを生み出しています。