マイクロソフト社がWeb3.0構築のディレクターを求める

MicrosoftがWeb3.0構築のための人材を募集

世界的な仮想通貨採用の傾向に続き、世界最大手のテクノロジー企業Microsoft(マイクロソフト)が、ブロックチェーンビジネス開発のディレクターを雇用し、将来のWeb3.0の基本的なインフラストラクチャーを構築しようとしていることが分かった。

2月7日(月曜日)、同社公式サイト上で公開された求人内容によると、同社のAI(人工知能)と新興技術チームによりWeb3.0戦略をサポートおよび通知するための基盤を築く役割を担う人材を募集。求められるのは、同社全体のエンジニアリングチームと協力し、既存インフラストラクチャーをいつ活用し、拡張、または構築できるかを理解し、できる人物。かつ、インフラストラクチャーとAPIを含む、MicrosoftのWeb 3.0パートナーシップモデルのビジョン、戦略、およびロードマップを作成できる人物を求めているとのことだ。

MicrosoftのActivisionBlizzard買収

時価総額世界第2位の企業Microsoftも、求人と合わせるかのように、2022年1月、ゲームソフトウェア開発を手掛けるActivision Blizzard(アクティビジョン・ブリザード)の買収を発表している。

買収総費用は687億ドル(約7兆9,377億円)に相当し、取引完了後、同社はソニー(Sony Corporation)とテスラ(Tesla)に次ぐ、売上高世界第3位のゲーム会社になる見通しだ。同社は、メタバースへの移行の一環として、仮想世界でのリーチを拡大するため、ゲーム大手に焦点を合わせている。Microsoftのサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEO(最高経営責任者)は、発表の中で次のように述べている。

ゲームは、今日のすべてのプラットフォームで最もダイナミックでエキサイティングなエンターテインメントのカテゴリーであり、メタバースプラットフォームの開発において重要な役割を果たします。私たちは、世界クラスのコンテンツ、コミュニティ、クラウドに深く投資し、プレーヤーとクリエイターを最優先させ、ゲームを安全で包括的ですべての人が利用できるようにするゲームの新時代の到来を告げています。

Microsoftの最新の求人情報は、同社が将来のWeb3.0戦略と長期的な価値を推進する計画に取り組んでいることを示唆。テクノロジーの理解、Web 3.0の知識に加え、暗号化の経験やNFT(非代替トークン)、DeFi(分散型ファイナンス)が求人要件となっている。