ナイキが商標権侵害でバーチャルスニーカーを販売のStockXを訴える

ナイキが商標権侵害でバーチャルスニーカー会社を訴える

人気スニーカーを排出し続けるナイキ(Nike, Inc.)は、NFT(非代替性トークン)として知られるデジタル資産の商標を侵害したとして、2月3日(木曜日)、ニューヨーク連邦裁判所でオンライン再販業者StockXに対して訴訟を起こした事がわかった。

ナイキは、スニーカー画像を無許可で販売したとしてStockXのNFTは商標を侵害しており、消費者を混乱させる可能性があると述べ、不特定の金銭的損害賠償と彼らの販売を妨げる命令を求めて訴訟を起こした。スニーカー、ハンドバッグ、その他の商品を再販するプラットフォームであるStockXは、2021年、38億米ドル(約4,371億円)以上の企業価値を有する企業であった。

両者ともに無言を貫く

今回の訴訟に対し、StockX社はコメントしておらず、ナイキ側も現段階で訴訟について、何らコメントを発して居ない。

ナイキは2022年1月、StockXがスニーカーの無許可のNFTの販売を開始し、「近い将来」、靴の物理的なバージョンにトークンを引き換えることができるとバイヤーに伝えたと語っていた。苦情によると、StockXは500件以上のナイキブランドのNFTを販売していたとのこと。訴訟は、NFTの「高騰した価格と購入と所有権の曖昧な条件」に関する苦情とStockXのモデルの正当性に関する購入者の疑念がナイキのビジネスの評判を傷つけたと述べている。

ナイキは、12月に買収したデジタルアートスタジオRTFKTと併せて、2022年2月下旬に「多数の仮想製品」をリリースすると発表している。NFTの人気は最近爆発的に高まっており、NFTをめぐる訴訟が米国の裁判所を襲い始めている。代表的な例では、当NEXTMONETの2021年11月18日付特集記事「クエンティン・タランティーノ監督が映画パルプフィクションのNFTドロップで訴えられる」で報じた訴訟だ。米国の映画会社Miramax(ミラマックス)は、世界的な映画監督として知られるクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)氏が監督し、スタジオが配布した1994年の映画パルプフィクションに関連するNFTをオークションにかける計画について、11月にクエンティンタランティーノ監督を訴えている。

クエンティン・タランティーノ監督が映画パルプフィクションのNFTドロップで訴えられる

2021.11.18

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