ロシアはクレジットカードの支払いをブロックすることで仮想通貨への投資をブロック

仮想通貨に対するロシアの銀行団体

ロシアの中心的存在であるCBR(Central Bank of Russia=ロシア連邦中央銀行)は、国内の団体が疑わしいユーザーと仮想通貨を取引したり、違法なサービスにお金を払ったりすることを避けるように推奨し、2022年までに規制される可能性があることが分かった。

仮想通貨規制の可能性については確認されていないものの、ミハイリシン(Mikhailishin)氏は、CBRに関与しているエージェントの情報を持っていたことを明らかにし、ロシアでのこれらの措置は、仮想通貨詐欺の増加や違法グループ間のマネーロンダリング(資金洗浄)、およびそれらの情報の欠如によって動機付けられる可能性があるという。新たな仮想通貨への規制は、段階的な禁止または極端な法律に基づく可能性があるとのこと。反仮想通貨法についての憶測は、専門家によって考えは異なる可能性があるものの、同氏は、銀行間トークンの売買に影響を与える可能性があると述べている。

ロシアの仮想通貨規制は後れている

ロシアの仮想通貨規制は国民にとって大きな心配事ではあるものの、規制については後れている感が否めない。

現在、少なくとも1,000万人が仮想通貨を使用しているといわれており、国民の10人に1人が何らかの形で仮想通貨に関与しているとみられる。ビットコイン(Bitcoin/BTC)または他のトークンがここ数カ月でATH(All Time High=過去最高値)を増加させたため、仮想通貨の採用数は増加。ロシアでのこれらの非公式な仮想通貨の採用は、仮想プライベートネットワークを使用する人々は追加されておらず、これらの数を含めると、少なくとも3,000万人が仮想通貨を使用しているとみられる。

ロシアで起こりうる規制についての意見が幻想から現実に変わるにつれ、仮想通貨市場は打撃を受けている。2021年11月28日に50,000ドル以上に達したビットコインは、CoinMarketCapの調べによると、12月29日13時半時点で、1BTC=550万円(47,900ドル)前後で推移しており、過去24時間でその価値の約2.3%を失っている。

しかし、イーサリアム(Ethereum/ETH)は過去24時間で4%以上の急落を見せており、現時点での価格は、1ETH=437,000円(3,800ドル)台で取引されている。ロシアの規制法が遵守されれば、仮想通貨市場は弱気機運で新年を明けるかもしれないという事実をすべてが示しているだけに、ロシア政府の動向は大きく注目されている。

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