GoogleCloudがDapperLabsと提携でフローブロックチェーンでのWeb3開発をサポート

GoogleCloudがDapperLabsと提携

大手インターネット企業のGoogleが、NFT(非代替性トークン)取引を専門とするカナダ企業のDapper Labsと、GoogleCloudサービスを提供する契約を締結ししたことが分かった。

GoogleとDapper Labsのパートナーシップ締結により、DapperはBlockchainFlowをGoogleクラウドサービスにリンクでき、トークン、Dapp、ゲームシステム強化ができる。また、Googleのクラウドインフラストラクチャー部門であるGoogle Cloudが、Dapper LabsのFlowブロックチェーンのライセンスネットワークオペレーターとして機能するとのこと。今回の契約について、Googleのエージェントは、Googleが長年にわたってDapper Labsが制御するシステムにセキュリティとスケーラビリティーを提供することを目的としていることを明らかにした。

Dapper Labsはカナダで生まれたブロックチェーン企業であり、ブロックチェーンネットワークを採用して、NFTなどのさまざまな分散型サービスに電力を供給している。設立以来、仮想通貨ベースのソリューションの提供により、投資家達に高いリターンをもたらしてきたことで知られる企業だ。例として、CryptoKittiesやNBA Top Shotなどの人気のNFT作品と関わってきており、プラットフォームが利益を伸ばすために一役買っていると言えるだろう。その証拠にDapper Labsは、2021年3月に3億500万ドル(約333億円)のシリーズC資金調達ラウンドを終了させており、現在75億ドル(約8,196億円)を超える投機的評価を得ている。また、Flowブロックチェーンの開発者は、現在2,000人を超えるアクティブな参加者に成長しており、NFT、ゲーム、Dappのエコシステムを強化するオープンでスケーラブルなインフラストラクチャーとなっている。

NFT市場に関心を寄せるGoogle

Googleは最近CryptoPunkのNFTコレクションを購入した大手カード決済企業のVisaと同様に、NFT市場に関心を持ち始めていることが、今回の契約に至った理由だと考えられている。

最近では、ますます多くのNFTアート作品がオークションに登場しており、その市場規模は日を追うごとに拡大している。Google Cloud NorthAmericaのジャネット・ケネディ(Janet Kennedy)氏は次のように語っている。

ブロックチェーンテクノロジーはますます主流になりつつあり、Dapper Labsのような企業は、ビジネスを成長させ、ネットワークをサポートするために、スケーラブルで安全なインフラストラクチャーを必要としています。