Saudi Aramcoがビットコインマイニングの噂を否定
世界第2位の石油取引を誇るサウジアラビアの国営石油会社Saudi Aramco(サウジアラムコ)が、仮想通貨ビットコインをマイニング計画の噂を否定したことが分かった。
Saudi Aramcoがビットコインのマイニングを計画していると発表していたといううわさは、YouTubeの仮想通貨系チャンネルとのインタビューで、Wide&Trustのマイニングオペレーションの責任者でもあるブラジルのビットコインマイナーのレイ・ナセル(Ray Nasser)氏によるものだと報じられている。同氏は、仮想通貨のマイニングについて、世界第3位の石油生産量であるSaudi Aramcoと交渉を行ったと述べ、ビットコインマイニングのために石油生産プロセスで生成されたガスを使用する予定であるとも述べていた。
同社はすでにブロックチェーン関連企業への投資で定評があり、2021年7月、UAE中央銀行(Central Bank of the UAE)は2023年~2036年までに、現地のデジタル通貨を実験・発売計画を発表したほか、UAE政府は、CBDCイニシアチブをサポートするためにデジタルIDシステムを導入する予定も明らかにしている。
Saudi Aramcoはビットコインマニングを全面否定
ビットコインマイニング実施に関連した好材料が揃っていたにもかかわらず、Saudi Aramcoからナセル氏の主張を否定する声明が出され、サウジアラビアの重要な金融ニュースサイトの1つであるArgaamを通じて行われた公式声明にて、ビットコインマイニングの主張は根拠がないと反論した。実際、企業が今回と同様に、ビットコインの価格操作を意図した噂を否定することがあるが、ビットコイン価格は、サウジアラムコの否定にもかかわらず、堅調な価格推移を続けている。
Amazonも同様のうわさを否定
英国を拠点とする金融新聞CityAMが報じニュースで、Amazonは、2021年にビットコインの受け入れを開始し、2022年に独自トークンの開発を開始すると報じられていた。
しかし、Amzonは正式にこのうわさを否定しており、NEXTMONEYでも、「Amazonがビットコインを受け入れる仮想通貨サポート計画について否定」を特集で報じている。さらにAmazonは、ビットコインを支持するためにさまざまなビットコイナーによって取り上げられた仮想通貨専門家の広告を出した後、年末までにビットコインでの支払いの受け入れを開始することを計画しているという噂も否定しており、Amazonのスポークスマンは次のように述べている。
この未来をAmazonのお客様にできるだけ早くお届けしたいと考えています。しかし、これらのテクノロジーに関心があるにもかかわらず、ビットコインのような仮想通貨の特定の計画があるという推測は真実ではありません。