Shopifyが一部ユーザー向けに店頭でNFT販売機能を提供

Shopify が一部ユーザー向けにNFT販売機能を提供

世界展開するeコマースプラットフォームShopify(ショッピファイ)で、一部のユーザーに向けて、店頭でNFT(非代替性トークン)を販売する機能を提供していることが分かった。

Shopifyは、ユーザーがオンラインストアフロントを作成できるようにするeコマースプラットフォームであり、従来は物理的な商品を扱っていたが、現在は仮想通貨収集品またはNFTを備えたデジタル商品に移行しつつある。Shopifyのハーレー・フィンケルステン(HarleyFinkelsten)COO(最高執行責任者)は、7月26日(月曜日)、ツイッターで次のように述べた。

今年インターネットで1分間過ごしたとしたら、NFT (非代替トークン)について多くのことを見てきました。マーチャントが店舗を通じて直接NFTを販売しやすくしています。

フィンケルステンCOOは、この機能が追加される前、マーチャントはサードパーティのマーケットプレイスを通じてNFTを販売する必要があったと述べている。ただし、この新機能により、マーチャントは「購入したい方法と場所」に関して顧客との関係をより細かく制御できるようになるという。

同COOは、この機能を最初に使用した売り手の1つとして、NBAチームのシカゴブルズ(Chicago Bulls)の名前を挙げている。のシカゴブルズは一連の収集品を発行し販売されている。

ただし、この機能は現在、一部のお客様“のみ”が利用でき、一般ユーザーについては未定である。

eコマースの成長

cryptocollectiblesを追加するという独自の意図を発表したほか、中国の決済大手Alipay(支付宝:アリペイ)もNFTを販売している。

これらのサービスが、NFTマーケットプレイスの大御所のOpenSeaや、アート作品が中心に取り扱われているNFTマーケットプレイスのRarible(ラリブル)などの有名なNFTマーケットプレイスを追い抜けるかどうかは未知数だ。

NFTの販売を処理するという決定に加え、Shopifyはこれまでにも仮想通貨をサポートしてきており、支払い方法の中でも、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、ライトコイン)(Litecoin/LTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)を受け入れている事でも広く知られている。NEXTMONEYの7月23日付の特集記事「CoinbaseCommerceがドージコインを追加:オンライン販売者がDOGE決済可能に」でも報じているが、先日、CoinbaseCommerce(コインベースコマース)を通じ、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)での支払いを受け入れることが可能になったばかりである。なお、ShopifyはFacebookのDiemAssociationのメンバーでもある。

CoinbaseCommerceがドージコインを追加:オンライン販売者がDOGE決済可能に

2021.07.23

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。