JPモルガンが米国初の大手銀行による仮想通貨取引をクライアントへ提供

JPモルガンが米国初の大手銀行による仮想通貨取引を提供

JPモルガンは、すべてのウェルスマネジメントクライアント(※1)に仮想通貨ファンドへのアクセスを提供するためにアドバイザーにゴーサインを与えた事が分かった。

(※1)ウェルスマネジメントクライアントとは…
総合的な資産管理サービスを提供している富裕層顧客を指す。

米国のビジネス&技術専門ニュースサイトのBusiness Insiderの報道によると、JPモルガンはアドバイザーに連絡を取り、クライアントに代わって仮想通貨取引を実行するためのゴーサインを出した。この動きにより、JPモルガンは米国初の主要銀行となり、仮想取引を全面的に承認することになる。

アナリストによるメモには、5つの仮想通貨製品を注文できるようになったことが記載されており、4つの製品は、ビットコイントラスト、ビットコインキャッシュトラスト、イーサリアムトラスト、イーサリアムクラシックを含むグレイスケールインベストメンツからのものとのこと。続く5番目のファンドはオスプレイファンドのビットコイントラストが加えられ、5つの仮想通貨製品が注文可能になった。

この動きは投資アドバイスを求めて市場に出ているすべてのJPモルガンの顧客に適用され、手数料無料のチェース取引アプリを利用するJPモルガンのクライアント、トップアドバイザーが管理する裕福なクライアント、プライベートバンクがサービスを提供する裕福なクライアントが含まれる。さらに、JPモルガンのアナリストは未承諾の仮想通貨取引のみを処理できる。これは、アナリストが直接商品を推薦できないが、ユーザーの要求に基づいて取引が可能だ。

JPモルガンは仮想通貨サービスを拡大し続ける

JPMorganは以前、仮想通貨取引を提供していたが、参加可能クライアントを規定しており、NYDIGの支援を受けて、個人資産のクライアントのみであった。

今回の拡大は、銀行がデジタル通貨に関連するいくつかのポジションを採用していたというニュースに続いて報じられ、仮想通貨の経験を持つ個人の中でも、特にビットコインとイーサリアムに精通している個人がリストされている。全体としてJPモルガンは、6月に仮想通貨に関連する34の募集職種から求人を出している。募集された職種は、プロジェクトマネージャーからブロックチェーンエンジニアまで多岐にわたっている。

仕事は世界中に散らばっており、勤務地の一部には米国、シンガポール、ギリシャなどがあり、JPモルガンがブロックチェーンテクノロジーと仮想通貨へ大きく方針転換し、真剣に取り組んでいることを示していると言える。

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