中国・安徽省が電力不足を理由にビットコインマイニング活動を完全禁止へ

中国・安徽省がビットコインマイニング活動を完全禁止へ

中国地元メディア環球時報の国際版GLOBAL TIMESによると、中国東部の安徽(あんき)省は、電力不足を理由にすべての仮想通貨マイニング活動を完全禁止する予定で、電力供給強化のため、他のエネルギー集約型プロジェクトを管理していく事が分かった。

今回の安徽省でビットコイン禁止規制について地元当局は、今後3年間の深刻な電力不足の問題を緩和するのに役立つと述べた。NEXTMONEYの特集記事「中国の内モンゴル自治区が仮想通貨マイニング禁止8措置を設定」で報じているように、2021年5月下旬、当局によって仮想通貨マイニングの継続的な取り締まりが実施されている。現在規制の強化により、中国内でのビットコインおよび仮想通貨マイニングファームの数はすでにほぼゼロに減少している。

厳しいカーボンニュートラル規制

中国から大多数のビットコインマイニング業者が中国を去っており、いくつかのマイニングファームは混乱をもたらしている

中国北西部の甘粛(かんしゅく)省でも、ビットコインマイニング施設が閉鎖されるという通知が出ている。中国当局による今年の取り締まりは、北京のカーボンニュートラル(脱炭素)への焦点が強まっており、これまでで最も厳しい規制が実施されている。安徽省は中国で最大の仮想通貨マイニングハブの1つではないものの、電力不足と北京の仮想通貨一掃の要求により、当局はマイニング活動に厳格な措置を課すことを余儀なくされている。


中国の規制強化後、ビットコインのマイニング能力の90%以上が閉鎖」、「中国のマイニング取り締まり後、ビットコインのハッシュレートが一晩で17%低下」などで報じているように、取り締まりから1カ月足らずでビットコインネットワークのハッシュレートは50%以上低下している。

中国の仮想通貨インフルエンサーであるコリン・ウー(ColinWu)氏によると、中国の国電網公社は最近、中国のすべての地域に仮想通貨マイニングの終了を命じた事を明かした。

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