Krakenが米国仮想通貨トレーダー向け新モバイルアプリ開始
米国で2番目の規模を誇る仮想通貨取引所のKraken(クラーケン)のモバイルアプリケーションが、米国を拠点とするユーザーも利用できるようになった事が分かった。
Kraken Bitcoin Exchange「Introducing the new Kraken app」より画像引用
仮想通貨資産に対する需要の急増により、米国系仮想通貨取引所のKrakenは、米国内でモバイルアプリケーションをリリースしたことを6月2日(水曜日)、公式サイトで発表した。
約10年前に設立された Kraken は、最新かつ最も人気のあるデジタル資産取引プラットフォームの 1 つで、同社の最新サービスは、米国を拠点とする個人投資家が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)や50銘柄を超えるその他の仮想通貨がモバイル アプリケーションを通じて行われ、Kraken のジェレミー・ウェルチ(Jeremy Welch)最高製品責任者は次のように語っている。
過去5カ月間は、クラーケンにとってかなり非現実的でした。新規顧客が急増し、過去最高を記録しています。この消費者向けアプリは、はるかに簡素化された使いやすいインターフェースで、より幅広い消費者の採用をサポートする初の主要な取り組みです。
一部の国を除く世界各地で利用可能な新モバイルアプリ
ヨーロッパで最初にローンチされたこのアプリは、「業界で最も低い料金」を提供するだろうとクラーケンは主張ししている。
サンフランシスコを拠点とする同取引所の最新のアプリは、初心者向けに設計されており、ライバルの Coinbase に対抗することを目的として提供開始されている。クレジットカードやデビットカードでの支払いはまだ許可されていないものの、仮想通貨取引所としては歴史の長い同取引所は、2021年内にも同等サービスを導入する予定でであると語っている。
ただし、冒頭で述べたように、「規制順守を維持するためのコスト」のために、このアプリはニューヨーク州とワシントン州の居住者には利用できないことに加え、アフガニスタン、コンゴ・ブラザビル、コンゴ・キンシャサ、キューバ、イラン、イラク、リビア、北朝鮮、シリア、タジキスタン、日本ではまだ同アプリは利用できない状況となっている。