ゴールドマン・サックス:ビットコインは金ではなく銅の代替インフレヘッジ

インフレヘッジとしてのビットコインは金よりも銅

ゴールドマン・サックスの商品調査責任者が、ビットコインは金よりもむしろインフレリスクヘッジとして、銅に似ていると語っていたことが分かった。

ゴールドマン・サックスのジェフ・カリー(Jeff Currie)商品調査のグローバル責任者は、6月1日(火曜日)に実施されたCNBCによるインタビューの際、仮想通貨はインフレリスクヘッジとして使用される場合、これまで市場で例えられていた金ではなく、「銅の代替品である」と述べた。ビットコインと銅の相関関係、またはリスクアペタイトとビットコインの指標を見てみると、ビットコインには10年の歴史と取引実績がある。それだけに、間違いなくリスクオン資産といっても過言ではない。ビットコインと銅は、リスクオンインフレヘッジとして機能し、金は安全な避難所またはリスクオフ資産と見なされていると述べ、次のように語った。

良いインフレと悪いインフレがある。良いインフレとは需要がそれを引き上げる時でビットコインのヘッジであり、銅のヘッジで、それが石油のヘッジである。

ゴールドマン・サックスのアナリストは、5月31日(月曜日)に、コモディティが全体として最高のインフレ・ヘッジであり続けていると述べている。カリー氏は以前、「ビットコインは小売業のインフレヘッジである」と述べた際、ビットコインはインフレヘッジとして銅に似ていると語ったことがある。

ゴールドマン・サックスは最近、ビットコインに対して強気の姿勢を見せ続けている。同銀行は先週、ビットコインが新たな資産クラスになったと発表。同社は、当NEXTMONEYの5月10日付特集記事「ゴールドマンサックス、正式に仮想通貨取引チームを設立」で報じているように、仮想通貨に対する機関投資家の需要が高いと見ているため、5月初旬に正式にビットコイントレーディングデスクを設立したばかりだ。

ゴールドマンサックス、正式に仮想通貨取引チームを設立

2021.05.10

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