中国・長沙市が5番目のデジタル人民元都市に:4,000万元相当の赤いパケットを発行

中国・長沙市が5番目のデジタル人民元パイロットテストを実施

中国中部の湖南省長沙は月曜日に合計4,000万元(約6億8,000万円)に相当する30万元(約512万)の赤い封筒を発行し、デジタル通貨をテストする中国で5番目の都市になった事が分かった。

5月25日(火曜日)の申請締め切り日の時点で、長沙の120万人以上の住民がプログラムに登録。地元のニュースサイトJiemianNews(界面新聞)が報じた内容によると、赤い封筒は100元と200元の2種類用意されているとのこと。すでにデジタル人民元の試用を行っている他の都市と比較して、長沙で配布される通貨の合計値は最も高い金額が抽選で配布されるとのこと。デジタル人民元が実際に使用できるのは5月24日(月曜日)から6月15日(火曜日)まで有効とのこと。消費者は長沙のオフラインストアだけでなく、全国の他のパイロット都市でデジタル元を受け入れるように変換されたストアでも通貨を使用できること点がこれまでパイロットテストを実施してきた他の4都市とは異なる点である

すでに4都市でデジタル人民元パイロットテストを実施

中国ではこれまでに4都市でデジタル人民元のパイロットテストを実施している。

NEXTMONEYの特集記事「中国深セン市、約3,200円相当の「デジタル人民元を配布」で実証実験を開始」、「中国、第2回目のデジタル人民元の無料配布テストを開催」、「中国深セン、3回目CBDCテストで約3億円相当のデジタル人民元を付与」などで報じているように、中国の各都市でパイロットテストを重ねてきた。実際にテストが実施されたのは、中国南部の広東省深セン、蘇州、中国東部の江蘇省、北京、中国南西部の四川省成都で、7回のデジタル人民元トライアルを組み合わせて実施し、合計1億5000万元(約25億6,000万円)相当のデジタル人民元を発行。計70万人以上がデジタル人民元を受け取り、使用している。

今後、より多くの都市がプログラムに参加することが期待されています。2020年8月、商務省は、北京、上海、中国北部の天津、西安、中国南西部の陝西省を含む28の省と都市で人民元の裁判を実施することを目指していると発表しました。

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