中国のハイテク企業Meitu が仮想通貨4,900万ドルの追加購入
中国のハイテク企業Meitu(美図)は本日、子会社を通じて、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)約4,900万ドル(約53億円)分を購入したことが明らかになった。
スマートフォンや自撮りアプリを開発しているMeituは、今月初め、NEXTMONEYの特集記事「美容アプリメーカーMeitu、BTC、ETHで4000万ドルを購入」で報じたように、イーサリアムで2,200万ドル、ビットコインで1,790万ドル(約20億円)を購入したことを発表している。また、追加の2,840万ドル(約30億円)のイーサリアムと2,160万ドル(23億5,000万円)のビットコイン購入により、Meituの仮想通貨保有総額は約9,000万ドル(約100億円)に到達した。
これに伴い同社は公式声明で、「この発表の日付の時点で、グループは約9000万米ドル相当の暗号通貨の純購入を蓄積しました。」とコメント。Meituは、ビットコインがCOVID-19パンデミックの影響により、価格が爆発的に上昇してから、積極的に仮想通貨の購入を行なっており、今日の購入に至ったと考えられる。Meituによれば、ビットコインとイーサリアムを財務の一部に割り当てることは、減価償却の対象となる現金の代わりとして役立つと付け加えた。その一方で、仮想通貨ボラティリティをあげ、次のように語っている。
長期的な見通しにもかかわらず、一般的な仮想通貨の価格は依然として非常に変動しやすいため、取締役会は現在、時価総額によって2つの最大の仮想通貨であるイーサリアムとビットコインに投資することを決定しました。
価格高騰で企業がポートフォーリオにBTCを加える
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapの調べによると。3月178日15時時点のビットコイン価格は、1BTC=6,423,000代前半(58,987ドル前後)で推移。前日同時刻比6.47%、1週間で6.13%の上昇となっており、時価総額は120兆円目前にまで迫っている。1年間で1,000%以上の上昇をビットコインは経験しており、多くの企業がポートフォリオにビットコインを加えている。
クラウドソフトウェア会社のMicroStrategy(マイクロストラテジー)はその先駆けとも言える企業であり、「マイクロストラテジーCEO、自身が所有するビットコイン量を公開」、「マイクロストラテジーは現在、5億ドル相当のビットコインを所有」、「マイクロストラテジー、6億5000万ドル相当のビットコイン追加購入」でも報じている。同社のマイケル・セイラー氏(Michael Saylor)CEO(最高経営責任者)が、米国連邦準備制度の経済とインフレ金融政策が依然として回復している中で、ビットコインをデジタルゴールドと例え、その可能性に注目していた。
また2020年10月には決済会社であるSquare(スクエア)も、「Square、ビットコインをさらに1億7000万ドルを購入」で報じているように、仮想通貨への投資を開始したほか、今年の初めに、Squareはさらに1億7000万ドル(約185億円)相当のビットコイン投資を行っている。
最近では2月に、自動車会社のテスラが、「テスラ社、15億ドル相当のビットコイン保有判明でBTC最高値更新=保有額はマイクロストラテジー社に次ぐ」で報じたように、15億ドル(約1,633億円)のビットコイン購入を完了し、ビットコインの価格に大きな影響を与えている。