RippleのSEC訴訟、6000人以上のXRP保有者が第三者被告として訴訟参加希望

6,000人のXRP保有者がRipple訴訟に参加申請

Ripple(リップル)とSEC(米国証券取引委員会)との間で進行中の法廷闘争で、6,000人を超えるXRP保有者が訴訟参加申請をしていることが分かった。

NEXTMONEYの特集記事「米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売」でも報じているように、昨年よりRippleはSECtの訴訟問題に頭を抱えている。現在も進行中の法定訴訟で、アナリサ・トーレス(Analisa Torres)裁判官へ送られた手紙の中で、Deaton Law Firm LLC  http://deatonlawfirm.com/ (ディートン法律事務所)の設立者であり、XRP保有者であるジョン・E・ディートン(John E. Deaton)弁護士が、他のXRP保有者に代わり、介入する申立てを提出したことが分かった。ディートン氏は、XRP保有者の介入が第三者被告として参加できるように裁判官を動かすことを望んでいるとのこと。

ディートン氏は、問題となっているのはRippleの現在のXRP分布だけではなく、XRP保有者が所有する現在のXRPが証券と見なされるかどうかであり、SECの目的が、米国の仮想通貨取引所で、XRP取引を完全に上場廃止もしくは一時停止し、XRP保有者が保有するXRPを取引不能にするためだと指摘。SECには、苦情を修正し、市場に明確さを提供する機会があったものの、実行されなかった代わりに、その責任を裁判所に委ねたと記されている。

Ripple裁判の6,000人の第三者

SECは、SECリップル事件に関する主張を聞くために「この裁判所は排他的なフォーラムである」と述べたと伝えられている。

このことからも分かる通り、ディートン氏と、他の6,000人以上のXRP保有者が事件当事者として介入するために動いた。XRP保有者が利益を保護するために会社に頼れないことを考えると、これは保有者の介入を「必要」にする、とディートン氏は主張している。同氏は、cryptolaw(クリプトロー)と呼ばれる彼のウェブサイトで、Ripleとその幹部に対するSECの訴訟が「XRP保有者に150億ドル以上の損失」を引き起こしたと主張している。

先週、元会長代理のエラド・ロイスマン(Elad Roisman)氏は、SECの苦情を修正しようとしたXRP投資家によって提出された請願を却下するよう申し立てた。申立人は、XRPがセキュリティであると述べている苦情を修正するというSECの決定を変更することを望んでいた。

米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売

2020.12.24

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