トルコ政府、仮想通貨全面否定で規制の導入計画

トルコ政府による仮想通貨規制を本格導入計画浮上

トルコ政府は、仮想通貨に対して否定感情を持っており、詐欺を対象とした規制が行われていると産業技術大臣が語っていることが分かった。

BloombergHT「Bakan Varank kripto para piyasası hakkında değerlendirmelerde bulundu (ヴァランク大臣が仮想通貨市場について評価しました)| 15.03.2021」より動画引用

※動画は全編トルコ語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックし、次に「設定」アイコンをクリックし、表示されたメニューの中から、「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」の順に設定することで、大まかな日本語訳が表示されます。

トルコのムスタファ・ヴァランク(Mustafa Varank)産業技術大臣が3月15日(月曜日)、地元メディアのブルームバーグHTとのインタビューで、政府はまもなく仮想通貨規制を導入するとして次のように語った。

私はもはや仮想通貨に対して否定的な気持ちはありません。今では、それらが効果的であることがわかりました。

しかし、ヴァランク産業大臣は、仮想通貨は詐欺に熟しているとも述べており、リスクの高い仮想通貨の分野に自由な手綱を与えることはないと断言下。産業大臣の発言は、12日(金曜日)のレジェップ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdoğan)大統領の経済改革広報会議での声明に続いており、トルコ政府は現在、仮想通貨の経済的および法的基盤を築く計画に取り組んでいる。

トルコの仮想通貨取引所Paribuの法律顧問であるメメット・トゥルカルスラン(Mehmet Türkarslan)弁護士は、業界は、仮想通貨投資の高いリターンを約束する偽のファイナンシャルアドバイザーによって詐欺されている初心者トレーダーを認識しているして次のように語っている。

仮想通貨、特にテスラ社のイーロン・マスク(Elon Musk)氏に対する最近の制度的関心は、トルコ政府への目覚めの呼びかけでした。

現在世界的に、代替通貨ではなく資産として仮想通貨を規制する傾向が高まっており、トルコ政府が他国と同様のこのアプローチを取ることは特に珍しいことではない。トルコ政府当局者はマスク氏のTwitterをフォローしていることが知られている。トルコのエルドアン大統領は、2017年に初めて公式にマスク氏と会談しており、自動車生産について話し合ったほか、宇宙探査についての話しも実現させている。