仮想通貨取引所Zb.comが、タイに拠点移動を検討
中国の仮想通貨取引所であるZb.com(ジービードットコム)取引所は、東南アジアに仮想通貨取引所の拠点を移す計画をしており、今回タイに支社を設立したことが分かりました。
この支社を移すことはタイ政府が、仮想通貨や、ICO(イニシャルコインオファリング)に関する、政府の枠組みに比例して進んでいるとのことです。
地元もメディアによるとZb.comは、タイにZbthailand(Zbth)と呼ばれる本格的な支店を設立し、東南アジアを中心とした仮想通貨の拠点を設立していくと地元メディアが発表しました。
Zb.comは中国、米国、カナダ、スイス、オーストラリア、韓国を中心に事業を展開しており、300万人以上の顧客を抱えています。
取り扱い通貨は60種類と海外の仮想通貨取引所と比べると多くはありませんが、超マイナーコインを多く揃える数少ない取引所になっています。
共同設立者であるDawei Li氏は、今回のタイへの支部設立に関して以下のように述べています。
同社は、タイでのデジタル通貨取引プラットフォームの拡張を計画しています。
タイの投資家にデジタル資産への投資とブロックチェーン技術に関する知識と理解を提供するとともに、タイに投資する外国人投資家を募集する戦略パートナーを募集します。
タイの規制当局は、5月13日の日曜日、国がデジタル資産(仮想通貨)に関する公式な規制の枠組みを発表しています。
中国のBinanceを筆頭に海外への拠点を移す事例が起きており、仮想通貨市場で大きな動きがありそうです。
大手取引所のBinanceはマルタ島への移転を発表しましたが、Zb.comは先日規制のフレームワークを発表したタイへの移転となりました。
この裏にはタイ政府が水面下で誘致したことが考えられ、古豪であるZb.comは再び世界を代表する取引所へ仲間入りするかも知れません。
取引所トークンが市場のトレンドとなっている中、どのような取り組みで他の取引所との差別化を図るのか非常に楽しみです。