ヴィタリック・ブテリンもかつてはBTCを売却
かつて所持金はわずか数千ドル足らずだった青年が、7年が経過し、イーサリアムの共同創設者として活躍し始めると、最大2億ドルの資産を有し、仮想通貨市場に大きな影響力を持つ人物の一人にまで上りつめた。その人物こそ、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏である。
7 years ago, before ethereum even began, I had only a few thousand dollars of net worth. I nevertheless sold half my bitcoin to make sure that I would not be broke if BTC went to zero.
— vitalik.eth (@VitalikButerin) December 14, 2020
12月15日のブテリン氏のツイッターには、破産を避けるため、彼所有していたビットコイン(Bitcoin/BTC)の半分を売らなければらなかったことをツイートしている。
7年前、イーサリアムが始まる前は、純資産は数千ドルしかありませんでした。それでも、ビットコインがゼロになった場合に壊れないよう、ビットコインの半分を売りました。
ライターの一人にすぎなかったブテリン氏は、たぐいまれなる才能を活かしてイーサリアムの共同設立だけではなく、Bitcoin Magazine(ビットコインマガジン)も共同設立している。数年前、同氏は個人の財産について公にコメントしており、イーサリアム財団から年間約1,600万円を獲得していること述べている。現在同氏の純資産は約104億円~210億円と見積もられている。しかし、同氏がここまで資産を増やす過程は決して容易ではなかったようだ。
ブテリン氏のツイートは、他にも本日付で以下のようにツイートしている。
このようなことはしないでください。イーサリアムやその他のイーサリアム資産を購入するために個人ローンを組むことは決してお勧めしません。
ブテリン氏は、CoinGeek(コインギーク)のチーフサイエンティストであるクレイグ・ライト(Craig Wright)氏から現在名誉毀損で訴えられているポッドキャスターのピーター・マコーマック(Peter McCormack)氏に言及しているものとみられ、マコーマック氏はビットコインを購入するためにローンを組んだとツイートしている。
これに対してマコーマック氏は、「イーサリアムを購入するためにローンを組むこともお勧めしない」と返している。
ブテリン氏の現在の個人的な仮想通貨は現在、メインのイーサリアムアドレスに約333,348 ETH、200億円が含まれている。しかし、かつて別のアドレスを使用して開発助成金に1,000をETHで寄付していたこともあり、実際にはこれ以上に所有しており、ETHやBTC以外にも保有しているものとみられている。