スペイン大手銀行BBVA、仮想通貨取引と保管サービスを開始予定=報道
スペインで2番目に大きい銀行であるBBVAは、今後数か月以内に仮想通貨取引と保管サービスを開始する予定である。BBVAはサンタンデール銀行に次いで2番目に大きいスペインの銀行として約8400億ドルの資産を持っており、もしBBVAが市場に参入すれば仮想通貨取引と保管の分野に大きな影響を与えることになる。
CoinDeskが報じた内容によると、BBVAは「仮想通貨取引サービス」と「仮想通貨のカストディサービス」の提供を計画しているとのことだが、正式に業務を行うためには、スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)からの認可が必要なため、サービスの提供は2021年1月以降になる可能性が高い。これに伴い、BBVAはスイスのフィンテックAvaloqおよびスイスの仮想通貨保管インフラストラクチャプロバイダーMETACOと協力して、保管ソリューションSILOを採用するという。
SILOは最近、ロシアのガスプロムバンクなどでも仮想通貨保管サービスとして採用されており、METACOは銀行が計画している仮想通貨の保管サービスについて、スタンダードチャータード銀行と協力していることが明らかになっている。
BBVAと仮想通貨の関係性
BBVAが仮想通貨取引の分野に参入するのは不思議なことではなく、BBVAは2018年7月にライブトランザクションでパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンを組み合わせた最初の金融機関としても知られている。
また、BBVAはスイスでのサービス展開に成功した後に、その他の地域にサービスを拡大する予定であり、最終的にはヨーロッパ全域でサービスを利用できるようにすることを目指している。2020年に入ってから世界中で複数の大手銀行が仮想通貨関連サービスを提供し始めており、世界中で仮想通貨保管サービスなどが利用できるようになるかもしれない。