Kucoin、近日中にNFTプラットフォーム立ち上げを計画
仮想通貨取引所Kucoin(クーコイン)は、近日中にNFT(ノンファンジブル・トークン)取引所を開設する計画を立てていることを発表した。
NFTは、アートワークやGameFiなどの分野で使用例があるトークンである。NFTを使用することで、仮想通貨をブロックチェーン上の単一のトークンで表すことができ、それらはビットコインのような仮想通貨とは異なり、NFTは分割できないため、所有者に検証可能な所有権と希少性のマークが提供されるという特徴を持っている。
Kucoinの発表によると、NFTプラットフォームは「今後数ヶ月以内に稼働する予定」であるとのことだが、詳細は日付けや内容は現時点では明らかになっていない。
KuCoinがNFT資産の入出金をサポートしていることは、NFTがまもなく流通のための集中取引プラットフォームに入ることを示しています。
また発表によると、取引所の一部機能については、早ければ今年11月16日にも利用が可能になるようである。公式発表によると、流動性取引プラットフォームPool-Xが、Dego.FinanceのNFT資産の入金サービスをオープンする時期であると説明されており、続けて同取引所の最高経営責任者ジョニー・リュウ氏は、KuCoinはNFT市場に目を向けていると次のように述べている。
NFTは現在、市場の注目度は十分ではないが、可能性は大きい。”さらに、保険、債券、オプションなどの分野で多くの応用シナリオを持っている。ブロックチェーン上に仮想現実世界を作ることもできる。
NFT市場は急激に成長を遂げており、その証拠としてNonFungible.comのデータを見ると、NFT取引量は2020年上半期までに、前年比300%の増加を見せており、合計で2億3,000万ドルの成長に達している。また同期間中、NFT市場のアクティブユーザー数は5.7%増の78,881人に達している。
最近では、国際的なコミックブランドのDCコミックスの「ワンダーウーマン」や、マーベルコミックスの「トランスフォーマー」シリーズなどの作品で知られる有名漫画家Jose Delbo(ホセ・デルボ)氏と、クリプトアーティストのTrevor Jones(トレバー・ジョーンズ)氏が手を組み、バッドマンをテーマにしたNFT作品を制作するなど、実用例も散見されている。