有名アーティスト、バットマンのNFTデジタルアートを販売へ

アートに焦点を当てたアメコミ絵画「バットマンNFT」をリリース

13日、国際的なコミックブランドのDCコミックスの「ワンダーウーマン」や、マーベルコミックスの「トランスフォーマー」シリーズなどの作品で知られる有名漫画家Jose Delbo(ホセ・デルボ)氏と、クリプトアーティストのTrevor Jones(トレバー・ジョーンズ)氏が手を組み、バッドマンをテーマにしたNFT作品を制作した。

予定されているリリースでは、世界で最も人気のある架空のキャラクターの1人である「バットマン」がさまざまな方法で描かれる。コラボレーションは2つのアニメーションと2つのイラスト/絵画の計4つのアートワークで構成され、クリプトアートのWebサイトMakersPlaceで販売される予定だ。

NFTを使用することで、仮想通貨をブロックチェーン上の単一のトークンで表すことができ、それらはビットコインのような仮想通貨とは異なり、NFTは分割できないため、所有者に検証可能な所有権と希少性のマークが提供されるという特徴を持っている。

ホセデルボ氏は、NFTを含むデジタル分野について「未来はデジタルであると感じ、フィジカルアートには必ずフィジカルアートの場所があると信じていますが、この空間のためにデジタルアートを作ることを本当に楽しんでいます」と語った。また続けて、アートとテクノロジーを融合させ、従来のキャンバスではなくブロックチェーン・トークン上にアートワークを配置する「クリプトアーティスト」の新ジャンルを代表するジョーンズ氏は、次のように述べている。

世界中のギャラリーやアーティストは、展示会やアートフェアの中止にひどく苦労していますが、危機的な状況下では、人々が休息のためにアートに目を向けるのは事実なので、今ではアートを愛するテクノロジーに精通した人々が、NFTマーケットプレイスを通じてアートを手に入れています。

NFTでのアートは大きな盛り上がりを見せており、先週、オークション会社クリスティーズは、ビットコインのブロックチェーンコードが描かれた「ロバート・アリス・プロジェクト」と呼ばれる40枚におよぶ絵画をオークションにかけ、購入者は所有権やブロックチェーンに関する情報を刻印したNFTを受け取っている。

ジョーンズ氏は、このようなNFTによる作品の提供は、さらなる牽引力を得ることが期待され、「アートの作成、販売、投資、展示の新しい方法に適応しないアートカレッジやアーティスト、商業ギャラリー、オークションハウスは、最終的には時代遅れになっていく」と述べている。

今回のコラボレーションは、未だ浸透していないクリプトアート業界の成長と、世界中のアーティストが自身のアートをシームレスにコラボできる可能性を見出す機会になるだろう。

記事参照:Decrypto