Ripple(リップル)が新ブランドを発表
ブロックチェーンを手掛けるRipple(リップル)が今月5日、公式ブログ「Ripple’s Mission in Action(リップルのミッションの実行)」の中で、Xpringから「RippleX」へ、Ripple for Goodを「Ripplempact」にブランド名を変更した事を発表した。
サンフランシスコに拠点を構えるデカコーン(decacorn)は、Xpringの上級副社長であるイーサン・ビアード(Ethan Beard)氏が同社を辞任した後、いくつかの重要なプロジェクトの変更を実施した。XpringはXRPL元帳の開発にスポットを当てる前、Rippleの投資部門として機能していたが、ブランド変更後も開発者にとって必要となるツールとサービスの提供を継続すると述べている。
Some personal news: I’m moving on from Ripple to start a new venture. More to come soon but I’m excited to stay within the XRP ecosystem. Thankful to @Ripple and @RippleXDev (fka Xpring) for an amazing 2.5 years – can’t wait to see @MonicaLongSF lead RippleX into the future. https://t.co/46ngdxDyL3
— Ethan Beard (@ethanbeard) October 5, 2020
ビアード氏は、新たなプロジェクト開始のために移動したものの、XRPエコシステムからは遠ざかっていない事を強調している。なお、昨年、300を超えるブロックチェーンを利用した国境越えの決済ネットワークであり、金融ソリューションと組み合わせた分散型金融ネットワークを提供するRippleNetについては、もう一つ長年計継続してきたRipplerであるアシ―シ・ビルラ(Asheesh Birla)氏によって管理されるとのことだ。
RippleNetのオンデマンド流動性(ODL)サービスについては、分散型台帳テクノロジー(DLT)とデジタル資産XRPを価値交換のユニバーサル資産として活用することで、顧客がアカウントに事前に資金を提供する必要性を減らし、最終的になくすことを可能にすると公式サイトの中で述べている。
また、これらのサービスを拡張するために、RippleNet ゼネラルマネジャーである氏およびRippleのエンジニアリング担当副社長Vidya Maniを含むエンジニアリングチームにより、顧客が業績と規模を簡単に加速できるサービスを提供し続けていくとのことだ。
今から7年間の、まだ小さなスタートアップだった時点で100奥ドルのブロックチェーン会社に加わり、創設メンバーチームの一員になったビルラ氏は、次のように述べた。
7年前にRippleに参加し、ネットワークRippleNetを開発。それ以降成長し、流動性管理や貸付などのサービスで拡大させている。次の10年がもたらすものに興奮している。
エグゼクティブを改造する期間中、リップルのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEO(最高経営責任者)は、社を混乱させるのではなく、構築にスポットを当てていることを強調しており、コアミッションが残っていることを明かしたうえで、破壊者ではないとコメントを残している。