イールドファーミングAPY.Finance、開始1時間で6700万ドルをロック
最新のDeFiプロトコルであるAPY.Financeは、マイニングプログラムの開始からわずか最初の1時間で、6,700万ドルを超えるステーブルコインをロックした。
最近のDeFiはイールドファーミングの人気により好調を保持しており、新たに立ち上げられたプラットフォームAPY.Financeも多くの資金を集めている。イールドファーミングはDeFiスタートアップのアプリケーションに仮想通貨を預けることで、より多くの仮想通貨を稼ぐことができる方法で「流動性マイニング」といわれるものである。
APY.Financeのマイニング契約では、ユーザーはDAI、USDC、およびUSDTなどのステーブルコインを提供することで、プラットフォームのガバナンストークンであるAPYを受け取ることができる。最初の月には、合計900,000枚のAPYトークンがマイニングされる予定とのことで、公式ブログの投稿によるとインセンティブの詳細は月ごとに異なり、マイニングされるAPYの合計量はAPYの総供給量の31.2%である3120万トークンとのことだ。
また、APY.Financeは2週間前に、プライベートセールで360万ドルを調達しており、Alameda Research、Arrington XRP Capital、Coingecko、Parafi Capitalなどのファンドがオファリングに参加したとのこと。このセールでどのくらいのトークンがいくらの価格で販売されたかは不明であるが、公式ブログの投稿によると、20%がトークンあたり0.09ドルでシードラウンドの投資家に、16.5%がトークンあたり0.135ドルで戦略的投資家に販売される。
さらに、20%はチームとアドバイザーに振り分けられる予定であり、それぞれのトークンに1年間の権利確定期間が付与されるようだ。そのため、供給可能なAPYトークン全てが解放された場合、コミュニティはガバナンストークンの供給のわずか43.5%しか保持できないため、Twitter上ではコミュニティの一部に懸念を引き起こしているとのこと。
投資家が利用できる3,650万のトークンがすべて売り切れた場合、APY.Financeは400万ドル以上を調達することになり、UniswapのUNIトークンやSushiのSUSHIトークンと同様に、APYトークンがラウンチ直後に取引所にリストされるかどうかに注目が集まっている。
記事参照:CoinTelegraph