5月5日のUniswap V3発売に向けて新たなATH設定へ
Uniswapは最近、分散型プロトコルが初めて100億ドル(約1兆900億円)の取引量を超え、今後のUniswapV3に先立ち、アップグレードは4つのイーサリアムテストネットすべてにも展開された。
Uniswap V3は現在、DeFiで最も期待されているDEXアップグレードとして宣伝されている。 5月5日に予定されているローンチに向け、ますます期待が高まっており、プロジェクト周辺の活動の増加に続き、取引所のネイティブ通貨であるUNIの価格は最高値に達したことで、新たなATH(All Time High=過去最高値)の設定へと流れている。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCap https://coinmarketcap.com/ja/ のデータによると、4月28日16時時点のUniswap価格は、1UNI=4,200台(39ドル前後)後半で推移しており、前日同時刻比-1.46%、1週間では23.32%の上昇となっており、時価総額は2兆2,393億円に達している。しかし、28日午前10時台には一時UNI価格が4,571円(41ドル)を越えて取引されていた。
DeFi市場の中心はUniswap
Uniswapチームは、V3がプロジェクトをこれまでに設計された中で最も柔軟で効率的な自動マーケットメーカーにすることを目指し、プロジェクトを進行してきている。まだ議論や検討の余地がある部分もあると言われているものの、Uniswapは間違いなくDeFi市場の中心的な段階にある。
V3は、集中流動性と複数の手数料階層という2大主要機能を導入する計画だ。流動性プロバイダー(LP)は、任意のプール内の部分の価格をより細かく制御できる。Uniswap V3では、LPはカスタム価格範囲内に資本を集中させることができ、希望する価格でより多くの流動性を提供する。このようにすることで、LPは自身の好みを反映する個別の価格曲線を構築することが可能だ。なお、このアップグレードにより、現在のV2と比較し、スリッページ(※1)の少ない取引の実行、ガスコストの削減、最大4000倍の資本効率も約束される。
(※1)スリッページとは、注文を出した価格と実際に取引が成立した価格との差を指す