元リップルCEOが、499,999,979XRPを移動

元リップルCEOが、499,999,979XRPを移動

リップル社の元CEOであるChris Larsen(クリス・ラーセン)氏は、499,999,979XRPをウォレットから移動した。仮想通貨の資金移動を追跡するWhale Alertによると、Larsen氏がおよそ499,999,979XRP(115,847,491USD)を未知のウォレットに移動したことをTwitter上で報告した。

Larsen氏はWhale Alertが大量の資金移動を報告した直後、Twitter上で「お気づきかもしれませんが、XRPのウォレットをNYDIGに移動しました。創設者とは長い間知り合いでしたが、彼らのセキュリティと一流の機関基準に感銘を受けました。」とツイートしている。

NYDIG(New York Digital Investment Group)は、2018年にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からビットライセンスを受けた企業であり、BTCファンドの運営などを行なっている企業である。Larsen氏は以前からNYDIGの創業者メンバーと知り合いであることを示唆しており、NYDIGのセキュリティや企業としての質の高さに感銘を受け、次世代カストディ企業であると賞賛している。

先月、NYDIGは新たに「NYDIG Bitcoin Fund LP」というBTCファンドを立ち上げ、約500万ドル(5.2億円)を販売したことが米証券取引委員会(SEC)の資料で明らかになっている。しかし、今回どのような目的で、Larsen氏がNYDIGのウォレットにXRPを送金したのか具体的な説明などは行われていない。

Larsen氏のウォレットにあるXRPについては度々物議を醸しており、XRPの価格の不調の理由が創業者やリップル社による売り圧力であるとの指摘もある。というのも、発行された1000億XRPのうちおよそ20%が創業者であるChris Larsen氏やJed McCaleb氏に分配されている。

データによると、創業者らによるXRPの売却量は年々増加しており、大量の売り圧力としてXRPの市場価格に影響を与えているとの見方がある。実際に、これらの売り圧力により市場価格にどのくらいの影響を与えているかは定かではないが、今後もLarsen氏の多額の資金移動には注意する必要がありそうだ。

リップル共同創設者が「前年比266%」のXRP売却=Whale Alertレポート

2020.08.04