bitFlyer Europe、PayPalでユーロ入金が可能に
仮想通貨取引所bitFlyer Europeは、PayPalとの統合により、ユーロでの口座預金が可能になった。今回の統合によって、bitFlyer EuropeユーザーはPayPalアカウントを使用してユーロを入金し、仮想通貨を購入できる。
bitFlyer Europeのビジネス戦略マネージャーであるJacek Bastin氏は、 「私たちはeコマースWebサイトと同じ方法でPayPalを統合しました。統合した理由については仮想通貨への参入障壁を取り除くことが主な理由になります。」と述べ、次のようにユーザーの仮想通貨へのアクセスについて続けた。
これは私たちにとって明確なマイルストーンであり、今回のpaypalとの統合により、特にこれまで仮想通貨を取引したことがないユーザーが、よりアクセスしやすくなることを期待しています。
PayPalはヨーロッパで大きな市場シェアを持っている支払い方法であり、約35%の市場シェアを持っていると見られている。また従来の支払い方法では、資金が送金されるまでに最大3営業日かかる場合があったが、資金を入金するための支払い方法を選択すると、PayPalのWebサイトにリダイレクトされ、すぐに資金を移動することが可能になるとのこと。
bitFlyer EuropeのCOOであるAndy Bryant氏は、「仮想通貨を購入するための資金を入金するために、PayPalアカウントを使用する機会をユーザーに提供できることを誇りに思います」と述べている。
現在、PayPalアカウントを介して資金を入金することができる仮想通貨取引所は他に存在しておらず、PayPalと長年の関係があるCoinbaseでも引き出しのみ許可されている。LocalBitcoinsやPaxfulなどのピアツーピア(P2P)取引ではPayPalを介して仮想通貨を購入できるが、これは直接の統合ではなく買い手と売り手は取引のためにPayPalアカウントとの間で資金を移動する必要がある。
bitFlyer Europeは2018年1月にリリースした、bitFlyerの完全子会社である取引所であり、現在、取引量の面で約1.25%の市場シェアを有している。今回のpaypalとの統合により、そのほかの取引所には無いpaypalでの仮想通貨購入の機会をユーザーに与えることで、取引量の増加が期待されている。