エスティローダーがディセントラランドでメタバースに参入

エスティローダーがディセントラランドでメタバースに参入

高級美容ブランドのエスティローダー(Estée Lauder)は、デセントラランド(Decentraland)を通じてメタバースに参入する準備ができていることが分かった。

ファッション業界メディアWWDによると、エスティローダーは3月24日(木曜日)から27日(日曜日)に予定されているDecentraland’s Metaverse Fashion Week 中に、初となるNFT(非代替性トークン)を発表する予定だ。同ブランドは、イベント中に最大10,000のNFTを授与することを計画しており、メタバースのアバターは、茶色の薬剤ボトルの中に入れて、ウェアラブルNFTを受け取るという。これにより、ユーザーの“輝く外観”が得られるとのことだ。エスティローダーグループのステファンデ・レ・ファベリエ(Stéphanede La Faverie)社長は、今回の取り組みについて、次のように語っている。

メタバースで新規および既存の顧客にリーチし、関与する方法において、EstéeLauderにとって極めて重要なポイントを示しています。


同業他社もメタバースに参入

銀行や投資団体など、さまざまな企業がすでにメタバースに参入しているため、化粧品ブランドであるエスティローダーがメタバースに参入することは特別驚くことではない。

これまでにも、同じく化粧品ブランドのClinique(クリニーク)は初のNFTデビューを果たしており、P&Gは独自の仮想世界であるBeauty Sphereを導入している。

エスティローダーのグローバル消費者マーケティングおよびオンライン担当シニアバイスプレジデントであるジョン・ローマン(Jon Roman)氏は、新しい消費層に直接触れ、リーチできる魅力的なイベントを探していたという。

Decentralandは、ファッションウィークが間近に迫っており、楽しむにはデジタルウォレットが必要となるため、メタバースへの旅を始めるためのウォレットを設定している。なお、エスティローダーは、イベント中に最大10,000NFTを提供することを計画しているとのこと。