トルコ、インフレによって金(GOLD)の需要増加

トルコ、インフレによって金(GOLD)の需要増加

トルコは自国の法定通貨への信用を失っており、トルコリラは今年に入って20%近く下落している状況だ。

トルコのインフレは、トルコ居住者が使用する法定通貨リラへの信頼に大きな影響を与えている。14日にロイターが報じた内容によると、地元住民は既にリラを投棄し、ドルに資産を変換した後、金(GOLD)を購入しているようだ。

現状のトルコは、市場介入や政府からの金融安定に関する心強い制作があったとしても、トルコ居住者のリラへの信用が回復することは難しい状況にある。トルコのインフレ率は現在11.8%であり、回復する見込みがないという。既にある居住者は、安全な避難資産としてGOLDを買っているようだ。

今が最高の投資だと思うので、金を購入するためにドルを交換しました。リラを引き出して金も購入するかもしれませんが、コロナウイルスのために今すぐ銀行に行くのが怖いです。

2020年の約20%近い価値の下落に見舞われた法定通貨対する現状が、政府などによって信頼を高めることができない場合、地元住民のさらなるリラのパニック売りが増えること予想されている。その大きな要因としてトルコの経済の下支えが輸入に頼っていることが考えられる。

トルコの経済は主に、輸入に依存しており、新型コロナウイルスのパンデミックによってインフレが悪化され、国際収支危機を引き起こし、通貨をさらに弱体化させている。

そしてトルコのインフレによるビットコインへの関心について。トルコでの広範な仮想通貨の採用が報告されている反面、同国の仮想通貨取引所BtcTurkは7月、イスタンブール大学統計アプライアンスおよび、リサーチセンターと小規模な調査を行ったところ、新型コロナウイルスが広まった際、ビットコインへの信頼は23%増加し、その満足度は58.5%にまで及んでいる。さらにトルコの仮想通貨使用率が、2019年2月以降2倍になっている。