ポルカドットのトークン改善が目前に迫る
8月21日(今週金曜)に、ポルカドット(Polkadot/DOT)エコシステムのネイティブアセットであるDOT改善され、サイズが100分の1に縮小される日が目前に迫っている。この変更は、ユーザーのDOT保有価値に影響はない。しかし、ウォレット内のトークンの残高が100倍になるほか、同じ金額になる。この動きは、DOTをより小さな単位に変換するために実施されるとのこと。
次回改善される予定のブロック番号は1,248,328で、同ブロックに到達した時点で(旧)DOTに代わって、新生DOTがPolkadotのアカウントの標準単位になる。ただし、先にも述べた様に、DOTホルダーの資産に大きな変化はないことから、改善が到来しても慌てたり、心配する必要はないので安心だ。
変更に伴う悪影響がないにもかかわらず、Polkadotは、コミュニティが何を期待するかを確実に知ってもらうために、イベントの前に宣伝活動を展開している。額面金額をより低い倍数に変更するためのいわゆる通貨のデノミネーションは、ハイパーインフレに見舞われた国と同義だ。しかし、国のシステムとは異なり。仮想通貨の世界におけるデノミは珍しい出来事で、Polkadotの場合、変更は実際的な目的で実装されている。また、トークンの価値がドルで大きくなりすぎると、料金の計算と支払いの送金が複雑になりるが、トークンの値を100倍減らすと、ネットワークユーザーは、DOTの分数ではなく、DOTでサービスの価格を設定することが容易になる。
新DOTトークンの小数点以下の桁数は10ですが、旧DOTの桁数は12で、他のすべての点で、トークンはDOTエコシステム内で同じ機能を持っている。改善日は、8月18日にトークンを追加したクラーケンを含み、資産が上場されている取引所の協力を必要とする。DOTはFTX.comでも入手でき、永久契約として取引されるとのこと。
ポルカドット帝国が拡大へ!
今後1年間のPolkadotへの期待は高く、異機種混在のブロックチェーンのネットワークがオンストリームになり、そのSubstrateフレームワークに基づいて構築されたプロジェクトが開始され始めている。例えば、Polkadotで構築するすべてのチームをカタログ化するPolkaProjectsには、200近くのプロジェクトがリストされている。これには、分散型自律経済チェーンであるSoraや、ブロックチェーン間のコンセンサスの効率を最大化し、チェーン上のアプリケーションの使用を促進するために設計されたKeysians Networkが含まれている。
さらに、Polkadotウォレット、ブロックチェーンエクスプローラー、ツールキット、ステーキングサービス、教育サービスの開発に取り組んでいるチームもすでに存在している。
これらのような補完的なサービスの開発は、仮想通貨コミュニティをイーサリアムから切り離し、ポルカドットが構築している新たな世界へと導く鍵となる。クロスチェーンの互換性のお恩恵により、2つのエコシステムが共存できるようになった事で、開発者とユーザーが思い切ってPolkadotが提供するものを確認できるようになる。
DOT トークンがTransferableに
PolkadotのDOTトークンは1,205,128番目のブロックを迎えた。それによってDOTトークンはアンロックされ、トランスファーが可能になったほか、バイナンス(Binance)、オーケーイーエックス(OKEx)、フォビ(Huobi)などの大手仮想通貨取引所でDOT取り扱いが発表された。
例えば、バイナンスではDOT/BTC、DOT/BNB、DOT/BUSD、DOT/USDT間トレードが可能になった。