スペイン仮想通貨取引所、1.5億円ハッキングも「資金不足で返還できない」と主張

スペイン仮想通貨取引所、1.5億円ハッキングも「資金不足で返還できない」と主張

スペインを拠点に置く仮想通貨取引所2getherが、ハッカーによる攻撃によって約140万ドルのハッキングを受けたが、内部資産がないことを理由に失った資金を顧客に返還することができないことをTwitter上で発表した。

同取引所がハッキング攻撃を受けたのは7月31日。取引プラットフォームの仮想通貨投資金庫から118万ユーロ(約1.5億円)が盗まれたという。このハッキングされた資金は資産全体の27%に相当するようで、未だにどのようにしてハッキングされたのかは明らかになっていない。

取引所側は、投資会社との協力でハッキングに関する問題の解決を進めていたが、合意に至らなかったため、ハッキングされた資金の返還について、資金返済に務めることを前提として、2getherの独自トークン「2GT」で損失額を支払うと説明した。

私たちは盗まれた仮想通貨の量(攻撃前のポジションの26.79%)を、5セントの発行価格に相当する2GTのボリュームで補償したいのです。それに加えて、私たちは仮想通貨のすべてを補うための追加資金を探し、できるだけ多くのボリュームをできるだけ早く探し続けることを約束します。

仮想通貨取引所へのハッキング攻撃は市場において大きな懸念点である。7月初旬には、英国を拠点とする仮想通貨取引所Cashaa似て、336BTCが盗まれた。Cashaaによると、ハッカーはBlockchain.comウォレットの1つを攻撃。ハッカーは、取引所のコンピュータの1つにマルウェアを埋め込んだと考えられている。

その数日前には、仮想通貨Ravencoin(RVN)の開発者が、勝手に新規トークンが発行されたことを明らかにしており、新型コロナウイルスの影響からハッカーが活発的になっている状況だ。

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