日本の暗号保有者は、「ETHよりXRPを好む」=BitMAX調査

日本の暗号保有者は、「ETHよりXRPを好む」=BitMAX調査

LINEの子会社が運営する日本の暗号資産取引所BITMAX(ビットマックス)による調査では、イーサリアム(ETH)を保持しているのはわずか9%、ビットコイン(BTC)で26%であるのに対し、XRPは25%と日本ではETHよりもXRPの方が好まれることが調査によって明らかになった。

6月12日に日本の仮想通貨取引所BITMAXによってTwitterに投稿された調査結果によると、ビットコイン(BTC)は、日本のトレーダーの間でXRPトークンとほぼ同じくらい人気があり、調査対象の1,498人の25%がXRPがお気に入りのコインであると述べ、26%がBTCを好んだとのこと。前述の調査ではサンプルサイズが小さいため、必ずしも結果が確実であるとは限らないが、日本仮想通貨取引所(JVCEA)は2019年12月に同様の調査結果を報告しており、XRPは、円建てのデジタル資産保有数の中でBTCに次いで2位となっている。

一方で、Cointelegraphは4月に、TwitterでのXRPへのオンラインエンゲージメントが2020年第1四半期に落ち込んだことを報告しており、暗号分析会社のMessariは、XRPが2019年にパフォーマンスの最も高いラージキャップトークンであったことを示すデータを公開している。

ETHが現在時価総額で2番目に大きい仮想通貨であるという事実にもかかわらず、日本の仮想通貨保有者はXRPを保有することを好んでいるという事実には理由があるようだ。その理由の一つに、SBIホールディングスなどの大手企業がリップルへの支援を継続していることが挙げられ、2016年にパートナーシップを締結してからアジアでのXRP普及に向けてSBI Ripple Asiaを設立したほか、リップル社の株式を10%を保有するなど支援を続けている。

また、SBIホールディングスはリップル社の分散型台帳技術であるxCurrentを活用したスマホ用送金アプリ、マネータップの開発を行なっておりリップルを技術面でもサポートしているようだ。そういった意味では日本人にとってXRPはETHよりも、身近で親しみのあるプロジェクトになっているということなのかもしれない。