暗号資産取引所ErisXが、イーサリアム先物契約を開始

暗号資産取引所ErisXが、イーサリアム先物契約を開始

シカゴに拠点を置く暗号資産取引所であるErisXは、メンバーと参加者に米国のイーサリアム(ETH)先物取引の提供を開始することを発表した。5月11日の公式ブログによると、ErisXは個人および機関投資家が月次および四半期ごとの有効期限付きのイーサリアム(ETH)–USDに基づく先物契約にアクセスできるようになるという。

現在はビットコイン(BTC)などのデジタル通貨商品の先物取引の提供を12月に開始しており、イーサリアムは米時間11日より、米ドル建てで取引を開始しており、先物契約には、月間・四半期の二種があるようだ。

暗号資産取引所ErisXは、既存のインフラストラクチャに、商品先物取引委員会(CFTC)によって規制されている標準化された先物契約を導入する事予定であり、マイナー、投機家、ヘッジャーに、より堅牢で流動性があり、弾力性のある市場や投資家、投機家、仲介者、ヘッジャー、マイナー/バリデーター、および商用ユーザーの恩恵を受けると付け加えた。

ErisXは、マネックス・グループやフィデリティ・インベストメンツ、ナスダック・ベンチャーズなどが出資を行う米国を拠点にサービスを展開している米機関投資家向けの暗号資産取引所である。また、ErisXは2019年7月にCFTCからデリバティブ清算組織ライセンスを受け取り、デジタル資産先物契約をそのデリバティブ市場で取引できるようになった取引所である。

イーサリアムに関しては有価証券性質に関する意見は度々報じられていたが、今回、ライセンスを持つErisXが規制に応じて先物取引を提供したことで、有価証券と判断される可能性が低下するのではないかと考えられている。