ドイツテレコムがイーサリアムバリデータとステーキングサポートを開始へ
T-Mobileの親会社である電気通信大手ドイツテレコム(Deutsche Telekom)は、イーサリアムのステーキングをサポートするバリデータを立ち上げると発表しました。
9月29日(木曜日)、ドイツ通信会社は、同社のT-Systems MMS(マルチメディアソリューション)部門がPoS(Proof-of-Stake)およびDAO StakeWiseアプリケーションと連携し、バリデータを自分で実行することなく顧客がトランザクション検証に参加できるようにするプールを管理していると述べた。
仮想通貨マイニングのエネルギー効率は大幅に向上
イーサリアム(Ethereum)は、9月初めにThe Mergeとして知られる待望の移行でPoSに移行。これによってマイナーの必要性を排除し、バリデータに置き換えることで、仮想通貨のエネルギー効率が大幅に向上している。
T-Systems MMS Dirk Röder Headのブロックチェーンソリューションセンター責任者は次のように語っている。
ノード オペレーターとして、リキッドステーキングへの参入とDAOとの緊密な協力は、ドイツテレコムにとって目新しいものです。
リキッドステーキングとは、自分の資金を第三者に出資してもらうサービスであり、一定期間ネットワークに資産を提供することと引き換えに、別の場所で使用できる別トークンを受け取るサービスの事である。ドイツテレコムは、Lidoのような他の同様サービスと同じ様に、バリデータノードを作成する必要がなくなり、より安価であるため、新しいサービスでのリキッドステーキングは顧客を引き付けると考えている。
このようなサービスは、DeFiとNFTの主要ネットワークがPoSに移行した現在、ますます人気が高まっていおり、以前はイーサリアムマイナーは大量のコンピューターハードウェアを使用してブロックチェーンでトランザクションを処理していた。しかし、これは非常にエネルギー集約型のビジネスであり、PoSがあるので、誰でも参加可能だ。ステーキングに関与する人々は、基本的にトランザクションを検証し、ネットワークを安全に保つのに役立ち、その見返りとして、これらの参加者は新たに作成されたETHで報われる。
ドイツテレコム子会社であるT-Mobileは先週、Nova Labsと協力してHelium Mobileを立ち上げ、ユーザーがデータを共有するための仮想通貨トークンで報酬を獲得できる5Gワイヤレスサービスの提供を計画している。