バイナンス、マイニングプール立ち上げへ|2020年春にも公開か
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが独自のマイニングプールを立ち上げている。ロシアの仮想通貨メディア「Coinlife」が最初に報じていたが、4月1日にバイナンスのCZ氏がツイッターで報道内容を認めた。ローンチは、2020年Q2(4〜6月)を予定している。
「その通りだ。バイナンス版のマイニングプールが間も無くやってくる。私たちが提供する「Staking・Earn・Savings・Loans」といったバイナンス金融商品の1つとして新たに追加する。」
https://twitter.com/cz_binance/status/1245361117301358592
マイニングプールとは
マイニングプールとは、各マイナーのハッシュパワーを集め、協力してマイニングを行うために作られたサーバー。共同でマイニングを行い、それによって得られた収益を分配するサービスで、高い計算能力が必要となる仮想通貨マイニングに個人が参加して、収益を得るための方法の1つとして知られている。
Coinlifeによると、バイナンスは、マイニングプールの立ち上げに向けて世界最大のビットコインマイニングコンピューターメーカー「ビットメイン」で働いていた人を含め、専門家を雇っている。仮想通貨取引所がマイニング市場に参入するのは、HuobiやOKExに続いて3社目でで、最大の取引プラットフォームとなる見込みだ。
バイナンスは、マイニングプールの立ち上げに加え、仮想通貨分析へ投資する計画だ。現在、2013年に作られた仮想通貨分析サービス・CoinMarketCapを買収する交渉の最終段階にある。推定投資額は4億ドルに上るという。契約自体は今週の終わりまでを予定しており、購入プロセスには、現金払いと両社の株式の使用を含むスキームの両方が含まれる場合がある。
SimilarWebによると、CoinMarketCapは最も人気のある暗号データアグリゲーター。訪問者はバイナンスが過去6ヶ月で1億1380万人を獲得しているのに対し、CoinMarketCapは同期間で2億7020万人となっている。