Operaブラウザ、Apple Payでビットコインなど購入可能に|米国ユーザーが対象

Operaブラウザ、Apple Payでビットコインなど購入可能に|米国ユーザーが対象

インターネットブラウザ「Opera」は、デジタル決済のスタートアップであるWyreと提携し、モバイル及びデスクトップのブラウザにて米国ユーザーが、ブラウザの仮想通貨ウォレットから直接、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を購入することが可能となったことを発表した。発表によると、Androidユーザーはデビットカード、iOSユーザーはApple Payを使用して仮想通貨を購入することが可能となる。

Operaの米国における市場シェアは0.48%と、非常に小さなプロジェクトであるが、ヨーロッパでは2.12%の市場シェアを占めており、ブラウザ及び、AIコンテンツ配信プラットフォームにおいて3億2000万人のユーザーにサービスを提供している。

今回の発表について、Operaの仮想通貨イニシアチブ分野のトップであるCharles Hamel氏は、次にように取引手数料やOperaのブラウザベースのウォレットについて述べている。

「30セントの手数料と2.9%の取引手数料で、BTC、ETHで毎日最大250ドルのシステムを購入できるようにします。それは1日250ドルをはるかに超えて動くことを望んでいる。当社のブラウザベースのウォレットは、Webでの暗号通貨の使用とdAppの使用に焦点を合わせているため、大多数のトランザクションがその制限に達しないと予想しています。」

Operaでは既に、Android、Windows、Mac、LinuxでWeb 3がサポートされており、2019年6月には、正式に仮想通貨やブロックチェーンに対応したモバイルブラウザ「Opera Touch」が、iOS版でリリースされている。新世代のブロックチェーンベースのWeb 3.0へのアクセスを容易にするブラウザーメーカーOperaが、群雄割拠の仮想通貨及び、ブラウザ市場において、どのような役割を果たしてくのか期待が高まっている。