コインチェックNEM流出事件、二人が逮捕
世界最大のハッキング事件として知られるコインチェックのNEM流出事件について、初となる逮捕者が出た。FNNの報道によると、逮捕されたのは男性2人。流出した仮想通貨を不正に取得した疑いで警視庁に逮捕されたという。
警視によると逮捕された2人は、インターネット上で非合法な情報やマルウェア、麻薬などが取引されているダークウェブ上で流出した仮想通貨NEMを、ビットコインと交換して不正に取得したとして今月11日午前、組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕された。
コインチェック事件に関連する特定の人物が逮捕されたのは初の事例である。また逮捕した2人に関する詳細な情報は明らかになっていないが、コインチェック事件の詳細が明らかになる可能性が高まっている。
コインチェックのNEM流出事件は2018年1月、国内大手の仮想通貨取引所として活動していたコインチェックは、ホットウォレットから何者かによって不正に資金を引き出され、当時約580億円の仮想通貨NEMが流出した。この流出事件は日本だけではなく、世界各国の仮想通貨業界においてトップニュースとして取り上げられ、日本の仮想通貨取引所の整備が厳しくなったきっかけとなった。