仮想通貨取引所フォビ、新モバイルアプリをリリース

仮想通貨取引所フォビ、新モバイルアプリをリリース

Huobi Group(フォビ・グループ)は11日、新たなモバイルアプリケーションである「Huobi Lite」のサービス開始を正式に発表した。発表によるとHuobi Liteは、ビットコインなどの主要な仮想通貨を手数料なしで誰でも簡単に取引することができる。

シンガポールを拠点に提供されるHuobi Liteは、AndroidとiOSの両方で利用が可能。またモバイルプラットフォーム上では、主要な9つの仮想通貨(BTC、ETH、USDT、HT、EOS、BCH、XRP、LTC、HUSD)をサポートしており、今後はこれ以外の仮想通貨の拡大する予定しているという。

対応する法定通貨の種類も豊富であり、米ドルを初め、ベトナムドン、マレーシアリンギット、香港ドル、中国元に対する仮想通貨取引を提供。クレジットカードの使用を含む様々な入金を可能にしている。Huobi Liteのサービス提供について、Huobi Groupのグローバルビジネス担当副社長であるCiara Sun氏は次のように述べている。

「Huobi Liteは、他のHuobi製品に期待する信頼、パフォーマンス、セキュリティを犠牲にすることなく、ユーザーに簡単な仮想通貨取引を提供します。仮想通貨を売買する現在のプロセスは、平均的な人にとっては不必要に複雑になる可能性があるため、経験をいくつかの簡単なステップにまで絞り込んでいます。参入障壁を減らし、初心者とベテランのトレーダーの両方に提供することで、特に東南アジアのようなサービスの行き届いていない市場で、世界中で主流の採用を目指しています。」

またHuobi Liteは、新規ユーザーのオン・ボーディングプロセスを促進し、面倒なKYC要件を排除、ユーザーが5分以内にビットコインを取得できる仕様だ。さらにHuobi Liteアプリでは、ユーザーがポートフォリオを保存、追跡、管理することができるなど、主要な最新機能が搭載されている。

フォビは今年1月、仮想通貨の仲介プラットフォーム「Huobi Brokerage」のサービス開始を発表。国際的なブロックチェーン企業の仲介プラットフォームとして活躍することが期待され、機関投資家や富裕層へ仮想通貨取引やOTCなど様々なサービスを提供している。