個人向けの仮想通貨貸付サービスを開始=Blockchain.com

個人向けの仮想通貨貸付サービスを開始=Blockchain.com

仮想通貨の貸付分野は様々なプロジェクトや企業やサービスを始めたことを境に、世界中で市場は激化している。そんななか、これまで4,600万以上の仮想通貨ウォレットが作成されている仮想通貨サービスプロバイダーであるBlockchain.comは、ウォレットに保管されている仮想通貨を基に、米ドルで裏付けされたステーブルコインを直接借りることができるサービスを開始した。

提供される貸付サービスは「Borrow」と呼ばれ、ウォレットに保有しているビットコイン(BTC)で、ステーブルコインであるパクソス・スタンダード(PAX)を直接借りることが可能となる。またこの貸付サービスは、180か国以上のユーザーが利用可能となり、多くの潜在的ユーザーの獲得につながる。

今回のサービスの提供は、初めてのことではない。2019年8月、Blockchain.comが機関向け貸出サービスとして正式にローンチ。昨年11月までに1億2000万ドルがサービス内で利用されている。そして今回のサービスローンチについて同社は、「個人投資家と同じ流動性プールへのアクセスを個人ユーザーに提供する」とコメント。さらにBlockchain.comのピータースミスCEOは、次のように述べている。

「機関投資家と個人投資家の財務目標は同じです。富を増やし、リスクを管理しますが、利用できるツールは大きく異なります。今、私たちのトレーディング製品とBorrowのスイートにより、小売ユーザーは、備蓄した暗号を売ったり、財布を残したりせずに、大物のように取引できます。」

最近では、仮想通貨保管サービスプロバイダーであるBitgoは、過去数ヶ月のプライベートベータのローンチ後、機関投資家向け仮想通貨貸出サービスを提供することを発表している。この融資サービスは、機関投資家のニーズをより理解しているウォールストリートチームによって構築されており、これからの貸付市場をさらに飛躍させる期待感が高まっている。

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