中国の旧正月が、ビットコインボリュームとボラティリティに影響=BitMEX CEO
ビットコイン価格は今月19日、約2ヶ月ぶりの大台である100万円を突破した後、その需要が減少している。有名な仮想通貨取引所のひとつBitMEXのCEOによると、中国の旧正月がビットコインの需要減と考えているようだ。中国の旧正月は中国本土だけではなく、全世界の華人によって最も重要な祝日である。2020年は1月24日から1月30日までの最大7連休となり、ビジネスも休みになる傾向にある。
ビットコイン価格は執筆時点で4%近く下落し8400ドルを下回っている。このビットコインの短期的な市場について、仮想通貨取引所BitMEXのCEOアーサー・ヘイズ氏は、「ビットコインのボラティリティとボリュームが急降下する時間。」とTwitter上で予測している。
新年快乐 The year of the rat starts this weekend. Time for #Bitcoin volatility and volumes to nose dive.
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) January 23, 2020
またブロックチェーン分析企業Chainalysisのデータによると、上位50の仮想通貨取引所のうち20の取引所が、アジア太平洋地域にあり、2019年上半期のビットコイン取引の約40%を占めている。さらにはこの地域では、ほとんどの取引所が中国にあるという。
しかしこれらの意見に対して、著名なアナリストであるアレックス・クルーガー氏は、旧正月前後のビットコイン価格について、そのパフォーマンスが「特別なものではない」と指摘。その理由について、2011年から2019年までの旧正月近辺のデータを公開し、パフォーマンスが低下していないと説明している。