韓国最大の通信会社KT、釜山でブロックチェーン基盤の現地通貨を発行

韓国最大の通信会社KT、釜山でブロックチェーン基盤の現地通貨を発行

韓国最大の通信会社であるKTは、国内最大の都市の1つである釜山にブロックチェーン基盤の現地通貨を発行する。現地メディアが19日報じた。現地通貨に関する詳細は今月30日に公開されるという。現地メディアdongAによると、次のように新たな現地通貨「トンベクジョン」をこのように紹介している。

「トンベクジョンは、釜山の地域経済の活性化を促すとともに、中小企業の管理負担を軽減するために釜山市が発行するブロックチェーン基盤のカード型現地通貨である」

現地メディアは、独自のアプリ「ドンベクジョンアプリ」のほか、釜山銀行など、通貨にアクセスする複数の方法をリストアップした。またユーザーは「釜山のどの店舗でもクレジットカード端末で使用できる通貨」と言及しているものの、小規模な地元企業での支出を促進するために、大手小売業者の間では互換性はほとんど見られないと報告している。

仮想通貨開発に関する提携

今回の仮想通貨開発に先んじて、釜山政府は今年2月にKTと契約を締結。復号化アウトレットメディアが詳述レポートを公開。さらに、KTのブロックチェーン担当ビジネスセンターディレクターであるYoo Yong gyu氏は同メディアに対し、次のように述べている。

「地域通貨とブロックチェーンセキュリティ運用に関する当社のノウハウにより、KTはドンベク通貨の確立と釜山経済の成長へ貢献に取り組んでいく」

現地の仮想通貨立ち上げに関しては今年7月、韓国の技術系ニュースが報じていた。