大手仮想通貨取引所 OKEx がマルタ島に拠点開設
海外の大手仮想通貨取引所であるOKEx(オーケーイーエックス)が12日に、マルタ共和国に拠点を設けること発表しました。
OKExはマルタ政府や同国の規制当局と会談し、仮想通貨に関する法的側面や規制計画を検討した上で、拠点設置を決めました。
OKExは仮想通貨の取引を100カ国で提供しておりビットコインの先物取引では1日に150億ドルもの取引額が動いています。
クリス・リーCEOは今回のマルタ共和国に拠点を設置することに関して「マルタ政府の考えは進んでいて、同じ価値観を多く共有している。その中でも最も重要なものは、トレーダーや一般大衆の保護、反マネーロンダリング(資金洗浄)法の遵守や本人認証の基準、そして、ブロックチェーンエコシステムにおけるイノベーションと継続的発展の重要性の認識だ」と述べています。
中国の大手仮想通貨取引所のBinanceも先月の22日、マルタの現地の銀行と共同で、法定通貨と仮想通貨の預金の引き出しサービスを行う予定を発表しています。
さらに、マルタ政府は10日、欧州がブロックチェーン開発で主導的役割をしていくとする「欧州ブロックチェーン・パートナーシップ」に署名もしています。
今後の仮想通貨取引所は、ブロックチェーンや仮想通貨に対して前向きな姿勢を持つ国や政府と大きな繋がりを持つ傾向になりそうです。
現時点では、カナダ・ドバイ・ベネズエラなど仮想通貨やそれに関する技術に対して国や政府のサポート体制が確立され始めています。このような国が今後、取引所をはじめとする仮想通貨市場とどのような関係性になるか注目になりそうです。