Bakktがシンガポールで、現物決済ビットコイン先物を開始

Bakktがシンガポールで、現物決済ビットコイン先物を開始

Bakktがシンガポールで現物決済ビットコイン先物を開始することが、親会社にあたるIntercontinental Exchange Inc(以下:ICE)の発表で明らかになった。ICEはニューヨーク証券取引所を運営している。シンガポールでは、ICEが運営する取引所ICE Futures Singaporeで提供予定となっており、決済はシンガポールの金融庁規制下にあるICE Clear Singaporeで行われる。

Be In Cryptoが先日報じたように、Bakktの先物取引高は2倍近くまで大幅に増加している。また、小口トレーダー向けのアプリケーションのテストも現在進行中とのこと。ツイッター上では、Bakktのシンガポールでのビットコイン先物開始を喜ぶ声が多く見受けられた。CMEは現金決済のビットコイン先物を提供しているが、Bakktは現物決済のビットコイン先物を初めて提供した取引所である。

ビットコイン価格は再び下落へ

先日の習近平国家主席のブロックチェーン発言を受け、ビットコインは長期修正波の着地点であった7,500ドル付近から急激に価格上昇した。一時、1万4,000ドル付近まで価格は上昇したが、強いレジスタンスによって跳ね返されている。その後は勢いを取り戻せず、再び価格は下落しており、この記事の執筆時点でのビットコインチャートを見ると、再び約7,500ドルで取引されている。このラインが破られると、さらに大幅な下落が予想されるため注意が必要だ。

また、今月22日にはバイナンスの上海事務所に警察の捜査が入ったという報告があり、上海事務所が閉鎖するのではないかという噂が飛び出た。これによって、価格は再び急落しているが、バイナンスCEOのジャオ・チャンポン氏はこの噂を否定している。チャンポン氏によると、「中国に拠点を構える他の2つの仮想通貨取引所が、バイナンスを追い込むために噂を流したのでないか」とツイッター上で見解を示している。