中国アリババ、BTC還元アプリLolliとの提携を否定
中国Eコマース大手のアリババは、ビットコイン還元アプリである「Lolli」とのパトナーシップを否定した。LolliのCEOであるAlex Adelman氏は、これを受けてアリババに対して反論を行っている。Lolliの主張では、中国の「独身の日」にて、アリババとの提携発表していたという。
「Lolliは今年5月から、AliExpressを通してアリババグループと提携しています。AliExpressの収益に大きく貢献し、ユーザーへのビットコイン還元を行いました。」
「独身の日」の還元
中国の若者の間では、11月11日を1が4つ並んでいることから「独身の日」と呼んでいる。過去の報告では、Lolliはアリババとのアフィリエイトプログラムを導入し、この独身の日にビットコインによる5%の還元を行っています。いっぽう、その後アリババはこのパートナーシップを否定。担当者は、「Lolli側がアリババとのパートナーシップを主張したり、示唆するような権利はない」とCoinDeskに対してコメントしています。
パートナーシップを否定した背景には、中国政府のビットコインへの否定的なスタンスがあるようだ。独身の日の還元施策が好評を得たことで、アリババがビットコインを受け入れていると世間的に捉えられてしまった。政府の意向に反する可能性が出てきてしまうため、Lolliとのパトナーシップを強く否定した可能性がある。
Adelman氏「Lolliにとって不公平だ」
Adelman氏はアリババのパートナーシップ否定に対して、Lolliとアリババ双方の担当者が独身の日に還元施策を行うことに合意したとことを根拠に、「Lolliにとって不公平な対応である」と主張している。また、契約上合意に達したにも関わらずアリババがパトナーシップを否定したことで、Lolliのブランドにも誤解が生まれ、信用に傷がついてしまうと見解を示している。いっぽうで、将来的には再びアリババとパートナーシップを結ぶ可能性もあり、それが楽しみだとして、ポジティブにメールを締めくくっている。