中国最大級の保険企業、米国にてIPOを申請

中国最大級の保険企業、米国にてIPOを申請

中国の最大級の保険会社Ping Anのブロックチェーンおよびフィンテック部門であるOneConnect Financial Technologyは、米国で新規株式公開(IPO)を申請したことが明らかになった。同社は深圳に本社を置き、保険会社のフィンテック戦略の一環として、AI、ビッグデータ、ブロックチェーン技術を開発している企業であり、独自のブロックチェーンであるFiMAXを運用している。

FiMAXは香港金融庁によって採択されており、ブロックチェーン貿易金融プラットフォームであるeTradeConnectを構築予定であるとのこと。IPOに申請した際、OneConnectは2019年の最初の9か月間で2億1,800万ドルの収益に対して1億4,700万ドルの純損失を計上している。

香港でのIPOには失敗している!?

OneConnectは、香港での上場に失敗したこともあり、より高い評価を獲得するためにニューヨークへのIPOを希望していることが伝えられていた。また、同社はソフトバンクから支援を受け、ブロックチェーン、人工知能、ビッグデータ、クラウドサービスを主要事業としており、データ分析プラットフォームとブロックチェーンを基盤とした投票および意思決定システムの開発など壮大な計画があるようだ。

最近、Bitmainを含め中国系の仮想通貨・ブロックチェーン企業の米国へのIPO申請は増え続けており、中国の大手マイナーであるCanaanがSECの承認を得て、初の仮想通貨マイニング企業による米株市場への上場が決まった。

直近一ヶ月の中国ブロックチェーン企業のIPO申請は盛んなものがあり、今後ますます多くのブロックチェーン関連企業が米国への進出を目論んでいるのではないだろうか。

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2019.11.14
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