中国国営新聞“新華社”、ブロックチェーン・ビットコイン(仮想通貨)について報道

中国国営新聞“新華社”、ブロックチェーン・ビットコイン(仮想通貨)について報道

中国の国営通信社である新華社(しんかしゃ)は、多くの国民が仮想通貨やブロックチェーン技術の知識を深めるため、「Bitcoin: The First Successful Application of Blockchain Technology(ビットコイン:ブロックチェーン技術の最初の成功したアプリケーション)」というタイトルで記事を公開した。

中国の戦略的投資家および、パートナーとの国際技術を橋渡しするSino Global CapitalのCEOであるMatthew Graham氏のツイートによって明らかになった今回の報道は、オープンソースのP2P仮想通貨であるビットコイン(BTC )に関する特徴が説明され、BTCのトランザクションとマイニングの仕組みについて説明されているという。

また、仮想通貨の価格が大きく変動する傾向についても解説。その安全性を確保することは難しい状況であると説明した。しかし新華社は、ビットコインの本質的な部分には触れず、「ビットコインの主なユースケースは闇市場である」と、誤った認識で説明されているという。

ですが、ブロックチェーンはもちろん、仮想通貨へ関心を持っていない人々にとっては、最先端の技術・通貨の知識を深める機会になることは間違えない。先月、中国の習近平国家主席は、同国におけるブロックチェーンの促進について発言。それに伴い中国はもちろん、世界各国でブロックチェーンへの関心が高まっている。実際にBTC価格へも大きな影響を与えており、この発言の直後、ビットコインは最高で45%の上昇率を記録しているのだ。

中国の習近平主席、ブロックチェーン促進へ発言|ビットコイン価格は歴代3位の上昇パフォーマンス

2019.10.28

また新華社は、一般のニュースを海外に向けて配信することをメインとしているが、同国の要人や政府関係者が公式発表を行う際、新華社を通じて発表することがほとんどである。また同報道機関は事実上の「中国共産党中央宣伝部直属の機関」であり、中国政府および、中国共産党の公式発表や見解は、新華社が報道している。

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