コインベースは2012年以降、約20億ドルの取引手数料を生成

コインベースは2012年以降、約20億ドルの取引手数料を生成

2019年10月21~23日の間に開催されたVanity Fair’sのサミットにCoinbaseのCEO、Brian Armstrong氏が登壇し、2012年に誕生してから20億USD近い取引手数料が発生していることを明らかにした。登壇では、テクノロジーが常にCoinbaseの焦点であることを語り、以下のような発言をしている。

「仮想通貨は新たな経済を生み出し、金融サービスの多くの分野を置き換え混乱させている。今後10年で仮想通貨市場はGDPの大きな割合を占めてくると予想している。テクノロジーのペースだけで見ると、仮想通貨周りで発生したバブルのような環境よりもはるかに線形である。」

実際にArmstrong氏はこの技術に注力し、2017年から大きな利益を上げてきており、VCよりも大きな資金を稼ぎだした珍しいユニコーン企業である。

アンチユニコーンのユニコーン

Coinbaseは80億ドルの評価額を得ているが、Armstrong氏はユニコーン企業のカテゴリーに入ることを否定し、「我々はアンチユニコーンなユニコーン企業だと思っている。Coinbaseの中で反復するようにイノベーションの会社を生み出していきたい。稼いできた利益の大部分も、新製品を生み出すために事業に戻ってきている。」と発言した。

CoinbaseはFacebookが支援するLibraのコンソーシアム企業の一つであるため、Libraについても触れ、アメリカの規制当局による批判的な反応に疑問を投じた。Libraはユーザーのプライバシーを脅かし、規制や規則を軽視する可能性があり、世界中で精査されている。しかし最近VisaやMastercardなどを含む主要な決済会社がコンソーシアムを離れており、状況は芳しく無い。Armstrong氏はLibraについて「アメリカがこの技術革新を受け入れてくれることを本当に願っている」と発言を残した。