「リブラを脱退する企業は、何らかの形でそうすることを余儀なくされる可能性が高い」=VanEck幹部
2019年9月13日、最も注目されていたビットコインETFの申請が取り下げられたVanEckの幹部(仮想通貨ストラテジスト/ディレクター)であるGabor Gurbacs氏は、最近明らかになったフェイスブックの仮想通貨リブラからの有名企業の脱退について、個人的な感想を述べた。
同氏は、VisaやMasterCardなど有力な企業ら6社が、仮想通貨リブラの発行を予定するリブラ協会から脱退した理由について、「リブラを去るすべての企業は、何らかの形でそうすることを余儀なくされる可能性が高い。」Twitter上でコメント。全ての責任がリブラおよびフェイスブックでは無い可能性を支持した。今後も、何らかの形で脱退する企業が高いことを示唆した。
> Every company that is leaving #Libra is likely, in some ways, forced to do that. It’s unfortunate and I am sorry that capital markets aren’t free.
> Now you have a first hand understanding why censorship-resistance is important!
> Welcome to #Bitcoin!https://t.co/xyiWMHJHuz
— Gabor Gurbacs (@gaborgurbacs) October 11, 2019
「リブラを去るすべての企業は、何らかの形でそうすることを余儀なくされる可能性が高い。残念なことに、資本市場が無料ではないのは残念です。これで、検閲抵抗が重要である理由を直接理解できました!Bitcoinへようこそ!」
リブラ協会からの脱退は、全てがフェイスブックの責任では無い
Gurbacs氏の発言は、これまで投資家やユーザーから向けられていたリブラ協会および、フェイスブックへの懸念と不信感を少し、払拭してくれる内容となっている。フェイスブックの仮想通貨リブラは、各国の規制当局から厳しい指摘と非難の声を浴びており、米国下院・上院議員による公聴会がおこなられていた。また、フェイスブックが政治的な観点で、個人および団体のアカウントを削除できることから、ユーザーの情報を入手する可能性があると問題視されていた。
Gurbacs氏は、この問題を先ほどのツイートで関係に説明し、中央集権では無いデジタル通貨として誕生した「ビットコイン(BTC)へようこそ」とコメントするなど、多くにユーザーが感じた内容で締めくくられている。
フェイスブックが構想する仮想通貨リブラの動向は、2020年の発行に向けて注目すべき内容である。