リップル社、米BTC決済プロバイダーbitpayと提携で XRP支払いをサポート

リップル社、米BTC決済プロバイダーbitpayと提携で XRP支払いをサポート

2019年10月2日、世界最大のブロックチェーン決済プロバイダbitpayが、リップルの開発イニシアチブであるXpringと提携したことを発表。これにより今年末までに時価総額ランキング3位のXRPがサポートされ、bitpayウォレットとbitpayプリペイドカード保有者は、XRPを保管・送金することができる。

bitpayは、ビットコイン(BTC)・ビットコインキャッシュ(BCH)・UADコイン(USDC)・ジェミニドル(GUSD)・Paxos Standard Token(PAX)をサポートしているが、今年9月に発表されたイーサリアム(ETH)に続くリストアップとなった。bitpayの製品ディレクター、ショーン・ローランド氏は、「XRPは高速で費用対効果が高く、スケーラブルな決済オプションが提供できる」と述べている。

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2018.10.16

bitpayとは?

2011年に設立され、ビットコイン決済では古株的存在となる。企業向けの決済用ウォレットであり、マイクロソフト・Dish Network・オハイオ州などが利用している。オハイオ州では、bitpayを使えば仮想通貨で授業料や税金の支払いができる。

2017~18年では2年連続して10億ドル以上の取引が行われた(トランザクションが発生した)。これについてBitPayの共同設立者兼CEOスティーブン・ペア氏は「当社のソリューションは世界の銀行送金よりも安くて速いため、当社のB2Bビジネスは急速に成長を続けている」とコメントしている。

リップルやXpring側のコメント

今回の発表はリップル側も「エキサイティングなニュース」としてツイッターに上げている。

XpringのSVPであるEthan Beard氏は「bitpayとの提携は、現実世界の問題を解決するための交換手段や、XRPの普及と利用を進めるうえで重要なことである」と述べた。

Coilに投稿されたXpringの発表によれば、2022年までに国際的な小売売上高は6兆ドルに達すると予想され、bitpayを利用して送金や決済手数料を1%削減できれば、その分節約できた費用が最終的に消費者に対してメリットをもたらすとしている。さらにbitpayを利用する企業は、決済方法に仮想通貨を加えることで新規購入者層を開拓でき、売り上げもアップするとしている。記事のラストでは、既存の銀行決済を「時代遅れ」とバッサリ切り捨てた。