米大手取引所コインベース、17の仮想通貨を上場検討していると発表
米国最大の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は20日、新たに17の仮想通貨の上場を検討していることを、同社の公式ブログにて発表した。対象となっている仮想通貨は2018年始め、史上2番目となる資金調達額を集めたTelegram(テレグラム)のGRAMをはじめとする以下の17通貨である。
今回に発表で明らかになった17の仮想通貨は現時点で、時価総額や知名度ともに、主要アルトコインとは言えない仮想通貨が大半を占めている。しかし今後の時価総額や流動性についてコインベースは、以下のように述べている。
「Coinbaseの目標は、当社の技術基準を満たし、適用法に準拠するすべての資産のサポートを提供することです。やがて、世界中のお客様がCoinbaseプラットフォームを通じて、流通しているすべてのデジタル資産の時価総額の少なくとも90%にアクセスできるようになると予想しています」
コインベース進める計画
またコインベースは先月6日、すでに市場に流通している8つの仮想通貨の上場を検討していることを明らかにしており、米国最大の仮想通貨取引所として流動性の確保へと着実に政策を進めている。最近では、米国進出を目指す仮想通貨取引所Binance.USが、第1フェーズとなる受付の開始および、独自通貨BNBの預け入れの開始を発表した。
米国の仮想通貨市場は、現時点で米国最大の流通量を誇るコインベースか、世界最大の取引量を誇る新興取引所バイナンスか。水面下で争いが始まっている。