全国初となる仮想通貨の差し押さえ|駐車違反金の滞納で5千円の仮想通貨差し押さえ

11日、兵庫県警交通指導課は駐車違反金の滞納を繰り返した県内在住の男性(59)が所有していた仮想通貨約5,000円分を差し押さえたと発表。

警察が仮想通貨を差し押さえたのは全国初となる。
昨年4月に施工された改正資金決済法で財産価値が認められたことで、仮想通貨が差し押さえ可能な資産であると判断した。

仮想通貨を差し押さえられた男性は2014年1月〜2016年7月の間に計4回の駐車違反を繰り返し、滞納金は合計9万9700円となっていた。

差し押さえられた仮想通貨5000円分は、交換業者2社で保有していたもので、同日時点での換算レートだという。
男性は無職で預貯金もなかったため、仮想通貨の差し押さえに踏み切った。

差押債権の履行期限は7月下旬となっており、それまでに納付されない場合は、その時点のレートで換算され現金化し、県警に支払われる。
滞納金額を上回った場合は差額分を返金するようだ。