仮想通貨リップル、“売りシグナル”である「デッドクロス」を形成|今後のXRP価格は?

仮想通貨リップル、“売りシグナル”である「デッドクロス」を形成|今後のXRP価格は?

時価総額3位に位置する仮想通貨リップル(XRP)は執筆時点で厳しい状況が続いている。XRP価格は0.2956ドル(31.48円)で取引されており、8月に突入してから8%以上の下落率を記録している状況である。

そして今回、CoindeskのアナリストであるOmkar Godbole氏は、仮想通貨リップルがMA50(50日移動平均線)が、MA200(200日移動平均線)を下回ることで形成される「デッドクロス」が形成されていることについて言及した。

彼は、デッドクロスが形成されてたリップル価格について「売却の事前警告」となっていると説明。XRPが売りのシグナルが形成されたのは、3.5週間前に起こった、XRP価格に影響しているとも考えているようだ。

「MAの研究は履歴データに基づいており、価格を遅らせる傾向があります。これは、XRPが3.5週間で7月16日までに0.52ドルから0.28ドルに下落し、今日弱気のクロスオーバーが起こったという事実から明らかです。簡単に言えば、長期MAクロスオーバーは遅れる指標であり、予測力はせいぜい限られています。」

2018年のXRP暴落と比較

XRP価格は、2018年氏から2018年4月1日までの3か月で3​​.30ドルから0.45ドルまで急激に下落しており、今回のMA50がMA200を下回って形成されるデスクロスをチャート形成が、2018年4月9日にも記録されている。その後XRP価格は「デッドキャットバウンス(死んだ猫を落とせば跳ね返る)」によって、4月20日に0.89ドルまで上昇しいるが、0.2956ドルまで暴落している状況である。

coindeskより画像引用

さらに、通貨が買われ過ぎまたは、売られ過ぎの状況であるかを表す相対強度指数(RSI)が4月1日、「37.00」まで下落。RSIが示す売られ過ぎの値である「30〜50」まで下落している状況だ。

今後のXRP価格について(短期トレンド)

この状況について同氏は、「最新のデスクロスは、すでに弱気のセットアップを強化することになる。」と考えていおり、短期的なXRP価格について、次のように述べている。

「XRP価格は短期的にはサポートラインである0.2825ドルを下回り、2018年9月の安値である0.25ドルに向かって損失を拡大する可能性があります。価格が0.34097ドル(7月20日の高値)を上回った場合、短期的な見通しは一転して強気になり、弱気の低値の設定を無効にします。」